...たがいに競争して軍備を固める結果...
丘浅次郎 「戦争と平和」
...早く身を固める方がよいと思っておったことと思われます...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...支那においても儒教は帝王の権力を固めるために利用せられたのと官吏となることを畢生(ひっせい)の目的としていた知識人がその官吏となるに必要な知識として学習せられて来たのと...
津田左右吉 「日本に於ける支那学の使命」
...その支柱の脚元を固めるためにまた別のつっかい棒がしてある...
寺田寅彦 「静岡地震被害見学記」
...それを固めるのは...
直木三十五 「南国太平記」
...根元をしっかりつき固める...
中里介山 「大菩薩峠」
...絶えず屍体の上を踏み固めるので...
中山太郎 「屍体と民俗」
...白いにがりで固めると...
林芙美子 「屋久島紀行」
...砂糖二杯とゼラチン三枚とを湯煎(ゆせん)にして掻き混ぜてそれへクリーム二合を泡立てて混ぜて型へ入れて冷し固める時西洋の桜の実を周囲(まわり)へ入れたのです...
村井弦斎 「食道楽」
...」「おめえにや先へ先へと呶鳴らなきやどんどんうそで固めるからね...
室生犀星 「命」
...いよいよ塗り固めるのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...たった一ぺん約束をたがえたおかげで運よくその政治の基礎を固めることができた帝王には...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼らの物語を築き固めるだけのものをもっていた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これは本城のまもりを固めると同時に...
山本周五郎 「日本婦道記」
...自分の地盤を固めると思ったのだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...防備を固めるにあります...
吉川英治 「三国志」
...辻などを固めるのが掟(おきて)であった...
吉川英治 「私本太平記」
...「これへ召されい」万一を固めるのか...
吉川英治 「親鸞」
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