...自己の出發點を固めることである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...覺悟を固める必要がある...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...兩手の親指をおの/\四本の指で握り固める...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...これを冷して固めると...
海野十三 「怪塔王」
...私は拳(こぶし)を固めると...
海野十三 「地球要塞」
...はやく妻室(かない)をもらって身を固めるがいい...
田中貢太郎 「雷峯塔物語」
...一層それを固めるために...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...西田哲学を西田学派にまで踏み固めることは...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...大地を踏み固めるような気持を足先にこめて大股に歩いた...
豊島与志雄 「田舎者」
...脚は脚絆草鞋で固めるのは極つた話であるが...
長塚節 「旅行に就いて」
...絶えず屍体の上を踏み固めるので...
中山太郎 「屍体と民俗」
...ぐんぐん豆を踏み固める...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...早く身を固めるように――とお北に言ってやるがいい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...白いにがりで固めると...
林芙美子 「屋久島紀行」
...それを語り合って愈其信仰を固めるという場合である...
柳田國男 「夢と文芸」
...この縁組は小林家の将来を固めるものであり...
山本周五郎 「あだこ」
...この重要な関を守り固めるため...
吉川英治 「三国志」
...ひとまず家名の土台を固めることだな...
吉川英治 「宮本武蔵」
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