...さうしてこの出發點を固めることは...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...覺悟を固める必要がある...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...だからたましいを小さいピンポンの球のように固めることができる人は占いができる人だとさ...
海野十三 「火星探険」
...私は拳(こぶし)を固めると...
海野十三 「地球要塞」
...そのパトロンは鮎子さんがちゃんとして結婚をして身を固める時は...
高見順 「如何なる星の下に」
...アリストテレスの哲学は近世の初頭まで多くのアレキサンダーすなわち封建領主たちの城門を固める鉄鋲となったのである...
中井正一 「美学入門」
...脚は脚絆草鞋で固めるのは極つた話であるが...
長塚節 「旅行に就いて」
...絶えず屍体の上を踏み固めるので...
中山太郎 「屍体と民俗」
...客觀的時間が立場を固める...
波多野精一 「時と永遠」
...こぶしを固めると...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...私は難攻不落の城塞に身を固めることが出来たであろうし...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...寄せ物は寒天を煮てその中へ漉したお芋を入れて固めるのです...
村井弦斎 「食道楽」
...いよいよ塗り固めるのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...石のように固く結び固めると...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...日本が中で固める必要の起っているときに...
横光利一 「旅愁」
...われらの真心はかならず届くにちがいない」という信念をようやくここに固めることができた...
吉川英治 「黒田如水」
...ひとまず家名の土台を固めることだな...
吉川英治 「宮本武蔵」
...思わずグッと身を固めると...
蘭郁二郎 「自殺」
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