...ここに妙な決心を固めて...
谷譲次 「踊る地平線」
...拳(こぶし)を固めて...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...拳を固めて心臟のうえを叩いた...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...拳(こぶし)を固めて肌(はだ)の中に押しこむのだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...死霊が発散せぬよう踏み固めると信じたからである...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...私慾と争気をねり固めたような男ですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いよ/\その信念を固めたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...騎士の甲冑に身を固めて馬上に跨がりながら瞑目してゐる人物の姿が現はれたのだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...アメリカン・ビユウテイのスキー・ジヤケツに身を固め...
牧野信一 「バラルダ物語」
...偽りで固めた人民むけ報道のためには...
宮本百合子 「歌声よ、おこれ」
...最後まで踏み止まる決心を固めたのは...
宮本百合子 「キュリー夫人」
...七枚のゼラチンを入れて氷で固めて寒天突(かんてんづき)をよく濡(ぬ)らしておいて水の中へ突出します...
村井弦斎 「食道楽」
...我々の企ての好運や成功によって我々の宗教を固めたり支えたりしようとするのは悪いと思う...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...俺はモウ決心を固めているのだからこの際何も云うてくれるなと云って乾児(こぶん)の中(うち)の一人に自分の席を譲り...
夢野久作 「二重心臓」
...「この上は、城を固めて、一方、袁紹へ急使をつかわし、救いをお求めなされるがよいでしょう」すると、蔡瑁(さいぼう)は、「その計、拙(つたな)し」と反対して、「敵すでに城下に迫る...
吉川英治 「三国志」
...六波羅固めの逆茂木(さかもぎ)でもなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...城壁を固めていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...たとい鉄甲に身を固め...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索