...ヘルマー あゝ、地位は固まるし、金は取れるし、素晴らしい勢だ...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...固まるのに、まだ二日や三日はかかるだろう...
梅崎春生 「狂い凧」
...せめて雪子の身が固まるのを待ってから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...踏みつけられて土は固まるのだ...
種田山頭火 「行乞記」
...すっかり成人して体力が固まると...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...もっと凝り固まると――云いかえれば...
豊島与志雄 「傍人の言」
...土地が少し固まるのを待たなければならなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...少し突起の出来た所は早く冷えるから先に固まる...
中谷宇吉郎 「寅彦夏話」
...それがもう一層固まると...
夏目漱石 「創作家の態度」
...叔母はお勢の身の固まるのを楽みにしていたに相違ない...
二葉亭四迷 「浮雲」
...女が食ふと操が固まるというた...
南方熊楠 「きのふけふの草花」
...ドワ穀粉などの醗酵して固まることを...
柳田國男 「食料名彙」
...仕方がないから麓に町が固まる...
柳田國男 「地名の研究」
...毛が固まるからだそうで...
山本周五郎 「青べか物語」
...「モシモシ……」私は全身の骨が一つ一つ氷のように冷え固まるのを感じた...
夢野久作 「怪夢」
...あたくしの決心が固まれば固まるほど...
横光利一 「旅愁」
...州の敵の地盤は固まるばかりです...
吉川英治 「三国志」
...真の味方とまで固まるには...
吉川英治 「私本太平記」
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