...固まるのに、まだ二日や三日はかかるだろう...
梅崎春生 「狂い凧」
...傷が固まるに連れて次第にそれも直っては来たが...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...江戸時代になって世の中が固まると...
津田左右吉 「日本歴史の特性」
...すっかり成人して体力が固まると...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...もっと凝り固まると――云いかえれば...
豊島与志雄 「傍人の言」
...地上として今日のように固まるまでには...
中里介山 「大菩薩峠」
...少し突起の出来た所は早く冷えるから先に固まる...
中谷宇吉郎 「寅彦夏話」
...それがもう一層固まると...
夏目漱石 「創作家の態度」
...散藥は落雁のやうに舌に固まる...
林芙美子 「屋久島紀行」
...チョコレートのホンザーはチョコレート一斤に砂糖を九十目水を大匙五杯入れて四十分間弱い火で煮ますが水の中へ滴(た)らしてみて餡のように固まるのが度合(どあい)です...
村井弦斎 「食道楽」
...いつになってもその傷口はふさがり固まることがないであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ドワ穀粉などの醗酵して固まることを...
柳田國男 「食料名彙」
...之を水に浸けて置くと固まるといふが...
柳田國男 「食料名彙」
...雨降つて地固まるものといふべきであらう...
山浦貫一 「新憲法の解説」
...毛が固まるからだそうで...
山本周五郎 「青べか物語」
...家族制度の結合が固まるほど社会と極端に分離する性質のものであることは高田氏のお説の通りだと思います...
与謝野晶子 「激動の中を行く」
...州の敵の地盤は固まるばかりです...
吉川英治 「三国志」
...敵の手配(てはい)はいよいよきびしく固まるであろう...
吉川英治 「神州天馬侠」
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