...固より此等の長上も亦我等が心を盡して奉仕しなければならぬところである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...覺悟を固める必要がある...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...敵の生命のとどめをさす俺達は輝かしい光明の彼岸迄レールを架ける俺達は機関車になって驀進する俺達は一人一人が柱になり桁になり各々の材料になり鉄筋建築の国家を創り上げて行く暴風雨も火焔もつなみも俺達を破壊する事は出来ない俺達は輝かしい主義者だ 俺達は何より固い鉄鋼だ...
今村恒夫 「鋼鉄」
...これだけ固まっていればよい...
海野十三 「空襲下の日本」
...でもお父さんが少し頑固(がんこ)なの...
徳田秋声 「仮装人物」
...その固定観念! 将来いかなるものになるかという...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...芸術家にあつては固定観念が謂はば条件反射的に抱かれてゐるのに反して...
中原中也 「宮沢賢治の世界」
...一方にお嬢さんを固く信じて疑わなかったのです...
夏目漱石 「こころ」
...梅子は固より初(はじめ)から断(た)えず口(くち)を動(うご)かしてゐた...
夏目漱石 「それから」
...高慢(かうまん)で頑固(ぐわんこ)で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私の口の固いのを見込み...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...安ものの固くなつた口紅(くちべに)や...
林芙美子 「浮雲」
...一も二もなく崇拝するは固より愚者の事...
正岡子規 「人々に答ふ」
...私はかかる優越な意味に於ける――固より唯歴史的意識との關係に於てのみ――事實を歴史の基礎經驗と名付ける...
三木清 「歴史哲學」
......
室生犀星 「愛の詩集」
...固ぶとりに肥えており...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...四つ辻の角を固めていた士(さむらい)の長槍で...
吉川英治 「新書太閤記」
...警固(けいご)の艀(はしけ)とが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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