...国家の間は相協力を図るとともに不断に相争っている...
石原莞爾 「戦争史大観」
...覇を図る処があつて...
泉鏡花 「いろ扱ひ」
...わしのところへ持込んでくれりゃ出来るだけの便宜と利益を図るよ...
海野十三 「地球発狂事件」
...以て自己の利を図るの結果であると喝破したが...
大隈重信 「世界平和の趨勢」
...選挙人も候補者もただただ私利を図る事にのみ汲々(きゅうきゅう)として...
大隈重信 「選挙人に与う」
...物質的及び精神的文明の充実を図るを名として起る国家社会主義の如きものが...
大隈重信 「文明史上の一新紀元」
...真に理科の進歩を図るならば...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...四何事でも進歩改良を図るには...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...理科の進歩を図るには社会の状態から改めて...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...細心に安楽の往生を図ることについては...
太宰治 「狂言の神」
...幸福なる生活更新の道を図るよう...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...第二政綱は「政治の刷新行政の改善を図ること」である...
戸坂潤 「社会時評」
...よって以て「国際収支の改善を図る」と称する「資源の確保」や「移民の促進」が...
戸坂潤 「社会時評」
...単に一身の安全を図るためにも...
豊島与志雄 「上海の渋面」
...ある者は権力に結びついていると考えて立身出世を図る...
永井隆 「この子を残して」
...ゼルマン民族統一を図るより外はないというのであった...
穂積陳重 「法窓夜話」
...これは遠距離から往来する腰弁や労働者の便利を図るために出来たものらしく...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...ひそかに図るに、長江千里の流れ起るところ、西北の奥域(おくいき)、蜀(しょく)の天地は、まだ時代の外におかれているといっていい」「では、蜀の国を取らんとお望みになっておられるので」「然り...
吉川英治 「三国志」
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