...彼が北陸の革命軍を提げて南を図るや...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...国家の間は相協力を図るとともに不断に相争っている...
石原莞爾 「戦争史大観」
...覇を図る処があつて...
泉鏡花 「いろ扱ひ」
...従つて仏蘭西に相当金を貢いで、復興を図る事は、何等支障が無いと云ふのが、亜米利加辺りの観察であります...
井上準之助 「最近欧米に於ける財政経済事情」
...学問の独立を図るという目的から東京専門学校(早稲田大学前身)を設立した頃で...
大隈重信 「新島先生を憶う」
...すべてが調和を図るところに進歩の光明が有り...
大隈重信 「列強環視の中心に在る日本」
...そうして願意の貫徹することを図るために...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...自分一身の生存を図ることに全力を尽してもなほ不足を感ずる程である故...
丘浅次郎 「人類の将来」
...真に理科の進歩を図るならば...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...四何事でも進歩改良を図るには...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...理科の進歩を図るには社会の状態から改めて...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...憎むべき者の官位を急速に進めてその一命を奪はんと図る事を官打ちと申しますのださうで...
太宰治 「右大臣実朝」
...細心に安楽の往生を図ることについては...
太宰治 「狂言の神」
...同時に世界人類の真の利益を図る所以にもなりはしまいか...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...この上はひたすら藩の安全を図る外はないという事に多くの人心が成行いた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...書肆の月刊雑誌を発行するや最初は何事も唯々諾々(いいだくだく)主筆のいふ処に従ふといへども号を追ふに従つてあたかも女房の小うるさく物をねだるが如く機を見折を窺ひ倦(う)まず撓(たゆ)まず内容を俗にして利を得ん事のみ図る...
永井荷風 「書かでもの記」
...東西の諒解を図るに当って...
新渡戸稲造 「東西相触れて」
...針小(しんしょう)の外因よりして棒大(ぼうだい)の内患を引起すべきやも図るべからず...
福沢諭吉 「旧藩情」
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