...上司がいいアイデアを出したら、私たちはとても簡単に図に乗る...
...彼女は自分が優れていると思っているから、誰もが彼女に図に乗るようになる...
...さういふいたづらでもして見る位の図々しい男は益々図に乗る位のものです...
伊藤野枝 「内気な娘とお転婆娘」
...いよいよ図に乗る汚さであつた...
武田麟太郎 「落語家たち」
...ちょっとでも優しい顔見せたら何(なん)ぼでも図に乗るよってにな...
谷崎潤一郎 「細雪」
...あんまり図に乗ると承知しねえぞ」突き倒されたがんりきは起き上って眼の色を変えると...
中里介山 「大菩薩峠」
...叔父に煽(あお)られてすぐ図に乗るほど若くもなかった...
夏目漱石 「明暗」
...そいつはいよいよ図に乗るという始末になってきたのです...
森下雨村 「五階の窓」
...機を逸(いっ)しましては」「図に乗るまい...
吉川英治 「私本太平記」
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