...赤旗平等院を囲むこと竹囲の如し...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...彼を囲む真夏の山々へ...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...人間はそれを取囲む雰囲気が必要である...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...蝗(いなご)の如く十余人抜きつれて乗物を囲む...
中里介山 「大菩薩峠」
...久しぶりで一石(いっせき)囲むことになって...
中里介山 「大菩薩峠」
...与八を取囲むようにしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...みんなが僕を忌避しないで食卓を囲む...
原民喜 「飢ゑ」
...赫々(くわく/\)と炎ゆるストーブを大勢の人等(たち)が取り囲むで...
牧野信一 「嘆きの孔雀」
...幅広く広げた口を囲むように...
森鴎外 「かのように」
...火熱はそこから厚い壁の中にしつらえられ・温められるべき部屋々々を取り囲む・たくさんのパイプをとおって家中にゆきわたったのだそうである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...乱心者よと押取(おつと)り囲む毬棒(いがばう)...
夢野久作 「白くれない」
...銀杏(いちょう)の根が密封した死人の甕(かめ)を取り囲む...
夢野久作 「暗黒公使」
...それを囲む塀や木立や...
吉川英治 「脚」
...張飛は取囲む捕吏と兵隊を揶揄(やゆ)した...
吉川英治 「三国志」
...そして前後の道を囲むかと見えるうちに...
吉川英治 「三国志」
...谷を囲む南の一峰に...
吉川英治 「三国志」
...何かと周囲むずかしい御多端も拝察に難くない」と...
吉川英治 「私本太平記」
...それを囲む四辺の山が墨色をしてうち茂った黒木の山であるのとが...
若山牧水 「みなかみ紀行」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??