...困り切るのはどっちの云い分か分らない...
夏目漱石 「虞美人草」
...まるで八幡(やわた)の藪不知(やぶしらず)へ這入(はい)ったようなものだ」「本当に――要領を得ないにも困り切る」父(おとっ)さんは額に皺(しわ)を寄せて上眼(うわめ)を使いながら...
夏目漱石 「虞美人草」
...お袋などがつまらぬ事を言ひ出すから困り切る...
樋口一葉 「十三夜」
...お袋などが詰らぬ事を言ひ出すから困り切る...
樋口一葉 「十三夜」
...お前跣足(はだし)に成るのかそれでは気の毒だと信如困り切るに...
樋口一葉 「たけくらべ」
...お前跣足(はだし)になるのか夫れでは氣の毒だと信如困り切るに...
樋口一葉 「たけくらべ」
...よくよく時間が切れて流石馴染の料理屋でも困り切る様になるとそれでは夜通し飲める所へ行こうと大勢して或る明るい一廓へ出かけて行った...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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