...吉田のやうな先生は困りものだ...
小穴隆一 「二つの繪」
...東京帝國大學の支那學者迄が之と同樣な誤謬に陷つて居ることは困りものである...
橘樸 「支那を識るの途」
...困りものだということになりそうである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...処が実はこの「市民」という資格が甚だ困りものなのだ...
戸坂潤 「社会時評」
...而も思想が文学主義化されれば化される程、世間の卑俗な常識は之を愈々思想らしいものだと考えたがるのだから、困りものである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...都会人のそうした性癖も困りものである...
豊島与志雄 「条件反射」
...まったく困りものだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...これだから米友は困りものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...役人であろうとも雲助であろうとも更に頓着がないから困りものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこで小人が巨人を殺しにかかります」「どうも困りものですね...
中里介山 「大菩薩峠」
...あなたにも全く困りものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...『どうだね皆さん お困りもののねずみはわしが退治(たいじ)てあげる...
ロバアト・ブラウニング 楠山正雄訳 「魔法の笛」
...全く困りものです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...庭でも畑でもじつに困りものの一つである...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...それも凡物の大疵(おおきず)は困りものだが...
吉川英治 「新書太閤記」
...困りものだ」「ここで...
吉川英治 「親鸞」
...キョロついているのが困りものだ」「なあに...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...なんとも困りものの鵲……...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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