...好い師匠がないので困っている中...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...――私はその日その日の生活にも困っている...
種田山頭火 「述懐」
...日本が皆困っている時に...
中谷宇吉郎 「湯川秀樹さんのこと」
...「いや一向――私には見当も付かなくて困っている...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私はレウマチで困っている...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...困っている者にわけてやってるんですからね...
平林初之輔 「探偵戯曲 仮面の男」
...困っている原因は本件を警部補から取り上げて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...困っているところでしたからわけをすっかり話しまして...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...保守党政権ではなんとかして急進派の勢力を衰えさせたいと思っていながら正面切ってダンアツすると世論がうるさいので困っているようであり...
三好十郎 「恐怖の季節」
...日がたつにしたがって堪えられなく恋しくなるのをどうすればいいかと困っている...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...幸い六年もいたお針さんが病気で皈った故四十人からいる雇人の縫物に困っているから気分さえよくば少しずつお針をしてくれ...
矢田津世子 「旅役者の妻より」
...現在はみな困っているそうである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...困っている者の子は始末してくれる...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...近在では田植あとの水が不足で困っているという噂(うわさ)もたびたび聞いた...
山本周五郎 「柳橋物語」
...困っている……との事でした...
夢野久作 「暗黒公使」
...さもなくとも燃え上るようなホルモンの遣(や)り場に困っている吾輩だ...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...一番に困っていることは...
横光利一 「旅愁」
...丹羽殿にひきとめられて困っているとある...
吉川英治 「新書太閤記」
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