...さてさて困ったものじゃ」利常公はそう言って...
上村松園 「旧作」
...それも一旦月世界まで行っても帰還することはむずかしいからね」「困ったものですねえ」「ああ...
海野十三 「火星探険」
...夫婦生活そのものを極端に忌避(きひ)するようでは困ったものだネ」といって貞雄は...
海野十三 「三人の双生児」
...宗教の宿命的な相違というのも困ったものだ...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...どうでも十七字さえ並べておれば進歩しなくてもいいのだというような暢気(のんき)過ぎた心持でいても困ったものであります...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...困ったものだというような顔をして...
太宰治 「惜別」
...この頃の世の中は全く困ったものだ...
戸坂潤 「社会時評」
...困ったものだと感じている...
豊島与志雄 「私の信条」
...呼ばわって歩くわけにもゆかない」「困ったものじゃ」二人の浪士は下の光景を見ながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこで、またはじまったな、困ったものだな、せっかく、鎮静しかけた病気が、またきざし出して、時と所とを嫌わず飛び出すあの娘の病気、今夜という今夜、またきざしたのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...足許見えぬも程があります間抜けで腑抜けで奥詰銃隊藁人形(わらにんぎょう)にも劣った人物遊撃隊にも困ったものだよ槍術剣術...
中里介山 「大菩薩峠」
...別段困ったものだという風(ふう)も見えなかったので...
夏目漱石 「こころ」
...困ったものだな」と独(ひと)りで油壺を取り上げて...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...さて此う早く終っても困ったもの――って気持...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...三月二十九日(水曜)朝ゆっくりねる、穂積純太郎が待ってゐた、辞職届を懐に――文芸部が柳や清水の暴力的圧迫を受けるので辛いと言ふ、困ったものだ、辞職届はあづかって置く...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...私のは気合語学だから、顔を見てエイヤッとやれば用は足りていたけれど、困ったものね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...アハハ実に困ったものさ...
村井弦斎 「食道楽」
...困ったもの)どうしたものかの思案が咄嗟に出なかったのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
