「困」の意味
苦しむ、行き詰まる
小説での「困」の使い方
...或は中流下層階級の貧困だけの与える烙印だった...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...あれでございますか」主翁はちょっと困ったと云うような顔をした...
田中貢太郎 「山寺の怪」
...桑は困って、いろいろ言ってなだめたので、やっとおさまった...
田中貢太郎 「蓮香」
...更に第二の困難は...
豊島与志雄 「形態について」
...私は困っていました頃...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...このような困難な大任を引き受けはしなかったかもしれない...
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」
...然ルニ一日ヨリ今日ニ至ル迄一日ノ閑無ク一刻ノ閑無ク困却極レリ...
※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]上漁史 「忙ノ説」
...困った代物の正体は一体何だろう...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...大きかったものはわたしたちの困難だけで...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...困(こま)らせる處(どころ)か...
一葉女史 「大つごもり」
...肝腎の御本尊さまがいたちの道きりでは困るでは御座んせぬかと恨らまれて與之助...
樋口一葉 「花ごもり」
...神月さんが困るんです……おねがいだから...
久生十蘭 「あなたも私も」
...お蝶達の仕末に困つて...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...蒙古(もうこ)の王子が馬にのることが下手では困つたものだね...
宮原晃一郎 「ラマ塔の秘密」
...ゆうべ、おふろで洗濯をしてね、白い干しものを夜の物干しにもってあがって、折角洗濯したのに降るのかしら、私が洗濯なんかしたから降らざるを得ないのかしら、困ったことだ、と思っていたら、けさはからりとして、すこし間で怪しかったが、午後はこの通りの快晴...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...困ったような気になります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その困難は詩の巧なるに從ひて増さり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...その横行の真原因を明らかにしておかないと困るのだ...
夢野久作 「爆弾太平記」
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