...ノートも鉛筆もなくて困っていると...
石川欣一 「比島投降記」
...聊か困じた體ながら...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...困ったものだと次の方針を考えているとき...
海野十三 「地球盗難」
...彼等は家族の者を養ふだけの物を持つて歸ることすら困難な程だつた...
オウ・ヘンリ 三宅幾三郎訳 「水車のある教會」
...ここに一つの困難な...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...(5)困學紀聞卷二十...
内藤湖南 「支那歴史的思想の起源」
...冷害で困るのは、米作はもちろんであるが、大小豆などの方がもっと被害が多い...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...そしてわざとのように大きな欠伸(あくび)をして「困った坊ちゃんね」と口の中で言って...
平林初之輔 「アパートの殺人」
...私はほんとに困つた...
平山千代子 「お泊り」
...北の花房旅館へ落ちつく、感じよからず、部屋も狭くて、こいつは困った...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...その為こういう有様ですから小さい体のなかに正常に伸びる力とそれに伴わない神経の萎縮があるから絶えず不安で困るのでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あたり七軒巻添えになるそうです」「それは困りますね...
森鴎外 「山椒大夫」
...家督の制度は久しく存続することが困難であった...
柳田國男 「地名の研究」
...映画作家には自己内容が貧困していると言われる...
山中貞雄 「気まま者の日記」
...断わるのもそれほど困難ではないと思ったからである...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...「それはちょっと待って下さい」「なんだと」「そうそっちのお手盛りで片づけられては困ります」「お手盛りとはなんだ」「おまえさんの勝手に事を片づけられては困るということです」と六兵衛が云った...
山本周五郎 「ひとごろし」
...あたしを困らせないで」「人間には定命(じょうみょう)というものがあるんだ...
山本周五郎 「柳橋物語」
...自宅治療はいよいよ困難...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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