...政治協商会議講堂における講演一九五九(昭和三十四)年三月十二日 社会党第二次訪中使節団々長として中国の友人の皆さん...
浅沼稲次郎 「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」
...『露団々』は露伴の作才の侮りがたいのを認めしめたが...
内田魯庵 「露伴の出世咄」
...団々と紅白の模様を青い中に印(いん)していたのが...
夏目漱石 「それから」
...銅の色してつらつらに光りかがやく団々(だんだん)たる肉塊の表に...
久生十蘭 「玉取物語」
...沈みかけようとする夕陽が団々の雨雲を紫赤色(モーブ)に染めあげていた...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...この団々と膨脹して来る群衆の勢力に巻き込まれた...
横光利一 「上海」
...恐らくその波の打ち寄せる団々とした刺戟のたびに...
横光利一 「上海」
...妹是桂花(むすめ・かつらのはな)香千里(せんりもにおう)哥是蜜蜂(おとこ・みつばち)万里来(ばんりもかよう)蜜蜂見花(みつばち・はなみて)団々転(うようようつる)花見蜜蜂(はなは・みつばちみて)朶々開(なよなよひらく)呂布はその声に...
吉川英治 「三国志」
...呂布は身長(みのたけ)七尺ゆたかな偉大漢なので、団々と、巨大な鞠(まり)の如く縄をかけられたため、いかにも苦しげであった...
吉川英治 「三国志」
...かくて、刻々と、暮色は濃くなり、長江の波音もただならず、暖風しきりに北へ吹いて、飛雲団々、天地は不気味な形相を呈していた...
吉川英治 「三国志」
...八千とみられる敵が諸所に団々たる大焚火(おおたきび)をあげて温(ぬく)もっているという...
吉川英治 「私本太平記」
...兵庫の岸もすててはるかひがしの――義貞の位置からすれば――ずっと後方にあたる生田の川口の方へむかって団々(だんだん)と突進していた...
吉川英治 「私本太平記」
...雲団々(くもだんだん)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...団々たるその雲間からも...
吉川英治 「新書太閤記」
...団々たる敵味方さえ後にして...
吉川英治 「新書太閤記」
...眼にあまる敵営団々たる小牧山をながめていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...甲冑(かっちゅう)の団々たる群れと群れとが...
吉川英治 「新書太閤記」
...煙を離れてからはその白い光で煙の上部の団々とした雲塊を照らしていた...
和辻哲郎 「地異印象記」
便利!手書き漢字入力検索