...そこの停車場を知らない生徒もないではないが(因みにいふ...
種田山頭火 「行乞記」
...因みにいふ、明治廿五六年のころだと憶ふ、不知菴と戸川残花とに勧められて、三人連れ立つて、数寄屋橋河岸(?)の或人相見を訪ねたことがある...
坪内逍遙 「斎藤緑雨と内田不知菴」
...此の隨筆集の題名に因み扉に描いた藪柑子の由來は以上の通りである...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...因みに、マンハイムによれば、存在が観念を通り越したのがイデオロギーであり、之に反して、観念が存在を通り越したのがユートピアである...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...という批判も発生する(因みに...
戸坂潤 「科学論」
...――因みに、Technologie を工芸乃至工芸学と訳す代りに「技術学」又は「工学」と呼ぶことにする...
戸坂潤 「技術の哲学」
...」(O. Becker, Beitrge zur phnomenologischen Begrndung der Geometrie und ihre physikalischen Anwendungen. Jahrbuch 6, S. 77.)因みに彼は次のような空間性の諸層を区別した...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...五因みに哲学の方法に連関して意見を付しておこう...
戸坂潤 「思想としての文学」
...因みに『狐の手套(てぶくろ)』と云ふのは...
堀辰雄 「狐の手套〈小序〉」
...因みに英譯は Green Shoots(嫩芽)となつてゐる...
堀辰雄 「(ポオル・モオランの「タンドル・ストック」)」
...因みにかのモレタニア号でさえ排水量は四万四千六百四十噸である...
牧逸馬 「運命のSOS」
...因みに彼との二人雜誌は後に詩と短歌を主にして「金と銀」と題し...
牧野信一 「文學的自叙傳」
...因みに彼との二人雑誌は後に詩と短歌を主にして「金と銀」と題し...
牧野信一 「文学的自叙伝」
...突嗟に何かその道具立てに因みある噺を考えださなければならなかった...
正岡容 「小説 圓朝」
...かの人江都(えど)小田原町辺の魚肆に因みありて往きかいけるが...
南方熊楠 「失うた帳面を記憶力で書き復した人」
...この話の主人公たる若者が観音に仕えたとあるに因み...
南方熊楠 「十二支考」
...梁の武帝因みに僧〔に〕問ふ...
宮沢賢治 「疑獄元兇」
...因みに『二葉亭全集』の表紙の背文字は三山居士の直筆であります...
山本笑月 「明治世相百話」
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