...四間も離れてその跡からとぼとぼとついて行った...
有島武郎 「カインの末裔」
...四間に五間の教場は宛然(まるで)熱火の洪水だ...
石川啄木 「雲は天才である」
...初代はその三間(ま)か四間の小さな家に彼女の養母とたった二人で住んでいたのである...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...僅か三四間の備えしかない小下宿屋よりもその影響を蒙ることが少ない...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...政子よりも三四間先きに歩いて来てゐたが...
田山録弥 「父親」
...右側の障子の外が『ホトトギス』へ掲げた小園で奥行四間もあろうか萩の本(もと)を束ねたのが数株心のままに茂っているが花はまだついておらぬ...
寺田寅彦 「根岸庵を訪う記」
...梁行(はりゆき)十四間半の大本堂の屋の棟が...
中里介山 「大菩薩峠」
...身体(からだ)を横にしなければ通られないような道は、三四間続くと、その先には恐ろしく急な階段が、奈落の底まで続くように、脚下(あしもと)に口を開いて居ります...
野村胡堂 「古銭の謎」
...四間半間口の店から...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...裏には三四間離れて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...四間もなく平次は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...中は四間の奥行二間許りの板敷がある...
平出修 「夜烏」
...真中に四間通りが一本通っていて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...四間もあろうと思われる広さで...
室生犀星 「幼年時代」
...四間町(しけんちょう)...
森鴎外 「渋江抽斎」
...青篠の盡くるところ、幅三四間、白くこまかき砂地となり、渚に及ぶ...
若山牧水 「樹木とその葉」
...やがてそろそろと三四間坂の下手に降りて行って其処から改めて振返ってまた半鐘を見上げた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...彎曲した断崖の五六ヶ所から三間四間...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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