...四角張っていくらで来てくれるかと出られちゃア...
岩野泡鳴 「猫八」
...現に聖賢の道に深入りして四角張ってのみいられる池田新太郎少将に見られるのだ...
江見水蔭 「備前天一坊」
...人間とかく四角張ってばかりはいられぬものだと...
江見水蔭 「備前天一坊」
...昨夜は大変面白かったと喜んでいられましたのです」と四角張って言った...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...初めの変に四角張っていた様子はいつか次第に打ち融けて...
近松秋江 「狂乱」
...三人が四角張って「何処(どこ)へ...
直木三十五 「新訂雲母阪」
...裁許掛見習などを勤めて、四角張って、調伏の、陰謀のと、猫の額みたいなことに騒いでいる奴の娘にしては、出来すぎじゃ...
直木三十五 「南国太平記」
...私は小倉(こくら)の袴(はかま)を穿(は)いて四角張っていたが...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...「ありがたいです」と四角張って答えて置いた...
夏目漱石 「坑夫」
...首の太さに比較して顔全体が小さく四角張って...
牧野信一 「鬼涙村」
...がっしりと四角張っていて...
山之口貘 「暴風への郷愁」
...「そう四角張ってないで...
山本周五郎 「竹柏記」
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