...武芸の方は、弓術が四家、剣術が三家、槍術が三家、馬術が一家、柔術が一家で、これだけ明教館に附属した所に設けられて、各指南した...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...思ふにこの頃光琳ら四家の展覧会とかありといへばその辺の引札の類ならんか...
正岡子規 「墨汁一滴」
...その辺に三尾川(みおかわ)という所は、旧家十三、四家あり、毎家自家の祖神社あり、いずれも数百年の大樟樹数本をもって社を囲めり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...家族にして四家族...
三好十郎 「冒した者」
...伊沢氏に四家がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それを鈴木弘恭が『十四家集評論辯』として反論したこともあった...
柳田国男 「故郷七十年」
...それは四家老のひとり...
山本周五郎 「城を守る者」
...町民にして皇居の諸門を衛る法内と謂ふ者四家あり...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...明治二年の表によると約二百八十四家(公卿をのぞく)にのぼつてゐる...
吉川英治 「折々の記」
...和泉守直家(いずみのかみなおいえ)を輔佐(ほさ)している四家老というものがある...
吉川英治 「新書太閤記」
...武辻(たけつじ)の四家だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...四家へ分れ分れにお預けになってしまう身上(しんじょう)だ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...四家各が、物々しい警固の列を雨のなかに立てた一刻ばかりというものは、伯耆守屋敷の門前は、まるで戦(いくさ)のような喧騒だった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...四家へお預けになった赤穂の浪人方は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...――意地といえば、二百年来、江戸の禄(ろく)を食(は)んだ家に生まれた江戸の武士、このきずなをどうしよう! いや、それはもう、清濁(せいだく)の時流を超え、世潮(せちょう)の向背(こうはい)をも超えてどうにもならない性格にまでなっている」「ウーム……では、戦国に戻って天下は割れる、紛乱(ふんらん)する」「割れるでしょう、禁門方(きんもんがた)、徳川方」「いったん、泥と血とがこね返って、新しい世が立てなおる、王政は古(もと)にかえる」「しかし、易々(いい)とは渡しもせず、うけ取れもせまい」「なんの、大したことがあるものか」「その偉業が成る前には、蜂須賀家ぐらいの大名、三家や四家は、狼火(のろし)がわりにケシ飛ぶであろう」「ウム」うなずくと見せて――突然...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...義士のお預けをうけた四家のうちでも...
吉川英治 「べんがら炬燵」
...四家の大名に分れて同じ境遇にある我が子や...
吉川英治 「べんがら炬燵」
...情婦のつくってくれたあたたかいラム・パンチをのんでいた田村英介氏は四家フユ子のデコルテの紊れに強い感情を乱されて...
吉行エイスケ 「職業婦人気質」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??