...武芸の方は、弓術が四家、剣術が三家、槍術が三家、馬術が一家、柔術が一家で、これだけ明教館に附属した所に設けられて、各指南した...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...集っているのは上杉の四家老...
山本周五郎 「城を守る者」
...大友の四家だった...
吉川英治 「私本太平記」
...武辻(たけつじ)の四家だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...四家へ分れ分れにお預けになってしまう身上(しんじょう)だ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...四家各が、物々しい警固の列を雨のなかに立てた一刻ばかりというものは、伯耆守屋敷の門前は、まるで戦(いくさ)のような喧騒だった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...もう四家へお預けとなって...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...義士のお預けを承わった四家のうちでも...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...――意地といえば、二百年来、江戸の禄(ろく)を食(は)んだ家に生まれた江戸の武士、このきずなをどうしよう! いや、それはもう、清濁(せいだく)の時流を超え、世潮(せちょう)の向背(こうはい)をも超えてどうにもならない性格にまでなっている」「ウーム……では、戦国に戻って天下は割れる、紛乱(ふんらん)する」「割れるでしょう、禁門方(きんもんがた)、徳川方」「いったん、泥と血とがこね返って、新しい世が立てなおる、王政は古(もと)にかえる」「しかし、易々(いい)とは渡しもせず、うけ取れもせまい」「なんの、大したことがあるものか」「その偉業が成る前には、蜂須賀家ぐらいの大名、三家や四家は、狼火(のろし)がわりにケシ飛ぶであろう」「ウム」うなずくと見せて――突然...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...四家に預けられていた義士ことごとく潔(いさぎよ)い切腹を果したのであった...
吉川英治 「日本名婦伝」
...細川の四家へわけてお預けと決ったのは夜で...
吉川英治 「べんがら炬燵」
...義士のお預けをうけた四家のうちでも...
吉川英治 「べんがら炬燵」
...四家の大名に分れて同じ境遇にある我が子や...
吉川英治 「べんがら炬燵」
...四家へ向って発しられたのだ...
吉川英治 「べんがら炬燵」
...鋪道(ほどう)のアヴァンチュールにかけては華やかな近代娘の典型であった四家フユ子が...
吉行エイスケ 「職業婦人気質」
...情婦のつくってくれたあたたかいラム・パンチをのんでいた田村英介氏は四家フユ子のデコルテの紊れに強い感情を乱されて...
吉行エイスケ 「職業婦人気質」
...しかし四家フユ子は英介氏の腕輪のなかに障害馬のように飛こむと...
吉行エイスケ 「職業婦人気質」
...いつのまにかスマ子女史の「彼氏浮気もの」は階下の電話口にやってきて四家フユ子を呼びだした...
吉行エイスケ 「職業婦人気質」
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