...百瀬慎太郎君と五人で四家まで自動車を走らせたが...
石川欣一 「可愛い山」
...此市に天主教を少し許り響かせてゐる四家町(よつやちやう)の教会の鐘がガラン/\鳴り出した...
石川啄木 「葬列」
...四家にかえって、しずかな室(へや)の中におちつくと、マサちゃんはもうどなりもせず、夢(ゆめ)からさめたように、きょとんとしていました...
豊島与志雄 「風ばか」
...武芸の方は、弓術が四家、剣術が三家、槍術が三家、馬術が一家、柔術が一家で、これだけ明教館に附属した所に設けられて、各指南した...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...思ふにこの頃光琳ら四家の展覧会とかありといへばその辺の引札の類ならんか...
正岡子規 「墨汁一滴」
...家族にして四家族...
三好十郎 「冒した者」
...それを鈴木弘恭が『十四家集評論辯』として反論したこともあった...
柳田国男 「故郷七十年」
...これらの四家はたとい相互に何の縁故はないとはいえ...
柳田國男 「名字の話」
...四家へ帰ると両方の金をひとつにして良人の枕許へ持っていった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...町民にして皇居の諸門を衛る法内と謂ふ者四家あり...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...大友の四家だった...
吉川英治 「私本太平記」
...和泉守直家(いずみのかみなおいえ)を輔佐(ほさ)している四家老というものがある...
吉川英治 「新書太閤記」
...武辻(たけつじ)の四家だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...四家老の面(おもて)には...
吉川英治 「新書太閤記」
...四家へお預けになった赤穂の浪人方は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...四家に預けられていた義士ことごとく潔(いさぎよ)い切腹を果したのであった...
吉川英治 「日本名婦伝」
...情婦のつくってくれたあたたかいラム・パンチをのんでいた田村英介氏は四家フユ子のデコルテの紊れに強い感情を乱されて...
吉行エイスケ 「職業婦人気質」
...しかし四家フユ子は英介氏の腕輪のなかに障害馬のように飛こむと...
吉行エイスケ 「職業婦人気質」
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