...「四囲を確認する」風景などの詳細を含めて周囲を確かめること...
...「四囲に目を配る」危険な状況でも注意して周りを確認すること...
...「四囲を拡大する」関連する範囲を広げること...
...「四囲で話す」近くにいる全員で話し合うこと...
...「四囲を探す」周りに探し物があるか確認すること...
...しばらく四囲(あたり)を見まわしていたが...
海野十三 「蠅男」
...並びに四囲の自然の影響より...
高木敏雄 「比較神話学」
...私はちょうど移りゆく四囲の自然と同じように沈んだ心持に胸を鎖(とざ)されていた...
近松秋江 「狂乱」
...四囲(あたり)は真白い闇(やみ)になった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...やはり四囲(い)の批評のほうがつらきものと見ゆる...
新渡戸稲造 「自警録」
...富岡が四囲の籠を見ると...
林芙美子 「浮雲」
...違ふ籠ではないのかと、四囲を眺めたが、富岡の衣類の籠は見当らなかつた...
林芙美子 「浮雲」
...四囲が昏(くら)くなつてきた...
林芙美子 「浮雲」
...言葉も、九州なまりになり、四囲には、二人に関聯したものは何もなくなつて来た...
林芙美子 「浮雲」
...起きあがった時は夕方のように四囲(あたり)が薄暗いものに見えた...
林芙美子 「魚の序文」
...四囲は暗くなった...
林芙美子 「泣虫小僧」
...あの畑を抜けると櫟林の手前に四囲を蜜柑の樹で深々と取り巻かれたさゝやかな芝生のあることを君は知つてゐるだらう...
牧野信一 「読書と生活」
...人間は四囲の植物を征服しているというだろうが...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...是等は一は其性質により(性質とは遺伝を重とし教育にもよるべし)二は其習慣により(習慣とは不適当なる文字なれども幼児より外部即ち四囲の境遇又は自然の薫陶などにて習慣となりたるなり)三は其境遇による(此境遇とは其慾を充たすべき方法の備はり居ると然らざるなり...
正岡子規 「読書弁」
...四囲の状況、土地の性質、空気や天候の状態、天体の位置およびその影響も、心得ていなければならない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...幼いころからこの地名はよく聞いていたから非常に興味をもって四囲の風物をながめていたのだが...
柳田国男 「故郷七十年」
...そういう私の顔をジッと見ていた大塚警部はチョット四囲(あたり)を見まわすと...
夢野久作 「空を飛ぶパラソル」
...いかんせん、これまでは、政途の茨(いばら)、四囲の諸事情、足利家として、あらわに御当家と好誼(よしみ)を厚うするなどの儀は不可能にございましたが、今はまったく天下の形勢も異(こと)なってまいりました...
吉川英治 「私本太平記」
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