...人間で云ふと極端に内気な独身の四十男のやうな様子をしてゐた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...ブツブツのある肥った顔の四十男は...
徳永直 「冬枯れ」
...病気がありそうにもないに湯治だと言っている四十男...
中里介山 「大菩薩峠」
...何から何まで指圖して居る四十男だつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私は――」お店者(たなもの)風の四十男...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...御主人総七様の命を狙う者があるような気がいたしてならないのでございます」四十男の徳三郎は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これは分別臭い四十男で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...狸穴に縁を持たせて鼓の源吉というポンポンした四十男...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何かよくねえことがあったそうで」権次郎は四十男のしたたか額(びたい)を撫でて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何かよくねえことがあつたさうで」權次郎は四十男のしたゝかげな額を撫でて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...四十男の作松は、長い長い奉公の間に、生い立ちからの二人の姉妹を見て、きりょうは醜くとも、心掛けの美しいお百合に、淡いあこがれを持つようになっていたのでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...だからお神(かみ)さんが納まらないんで、――幸い鳥越(とりごえ)のお百の家を知らないからいいが、あの穴が解った日には出刃庖丁騒ぎだ」近所の衆の暗示に富んだ言葉を手繰って平次と八五郎は鳥越のお百の家というのに行ってみると、四十男の文七は、七日ぶっ通しに呑んで、性(しょう)も他愛もなく酔いつぶれているのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...氣性も身體も引緊つた四十男...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...實は八五郎兄哥(あにい)にお願ひしたやうなわけさ」そんな事を言ふ四十男です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...四十男の強(したゝ)かさ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...珍々齋といふ四十男...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いったい私達は金銭を持ったら落すという四十男をそんなに想像することは出来ない...
横光利一 「機械」
...囲爐裏で何やらの汁を煮てゐた亭主らしい四十男は...
若山牧水 「木枯紀行」
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