...第三段目に□9□□という四位の数字が殖えたが...
海野十三 「暗号数字」
...従四位といへば、絵で見る天神様のやうに冠(かんむり)を被(き)て、直垂(ひたたれ)でも着けてゐなければならぬ筈だのに、亡くなつた八雲氏は擬(まが)ひもない西洋人である...
薄田泣菫 「茶話」
...小泉氏の従四位をめでたく納めると...
薄田泣菫 「茶話」
...露のまゝなる櫻かざして立たれたる四位の少將維盛(これもり)卿...
高山樗牛 「瀧口入道」
...右近中将従四位上平好風の男である...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...従四位少将はそのままでいられるのだから...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...十四位の時、子は丁度何でも世の中のすべての事に神様だの自然の大きな力を感じてどんな物にでも感歎せずには居られない心の状態にあった...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...四位五位の官人が多くあとに従った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...感じのよい貴人らしい艶(えん)な姿のあることはこの四位の侍従に超(こ)えた人もなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...従四位下侍従(じじゅう)兼肥後守(ひごのかみ)にせられている...
森鴎外 「阿部一族」
...定行の父は従(じゅ)四位少将定勝といい...
山本周五郎 「日本婦道記」
...貴族院議員、正四位、勲三等、子爵、赤沢事嗣(あかざわことつぐ)……これが金毛九尾の古狐で、今度の事件の一番奥から糸を操っている黒頭巾(くろずきん)だ...
夢野久作 「爆弾太平記」
...新田義貞を正四位ノ下(げ)...
吉川英治 「私本太平記」
...従(じゅ)四位(い)下(げ)参議(さんぎ)に補(ほ)せらるという...
吉川英治 「神州天馬侠」
...従四位下の参議であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...数等上の従四位が与えられたのだ...
吉川英治 「平の将門」
...しかし従四位は位田二十町に対して食封八十戸である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...しかるに第四位にある大宰大監は...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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