...尾張町の四つ角で別れたんだそうです」「けれども...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...オペラ館の四つ角へ出ると...
谷崎潤一郎 「秘密」
...あるいはそこから歩いたりして日本橋(にほんばし)の四つ角(かど)まで行く...
寺田寅彦 「丸善と三越」
......
峠三吉 「原爆詩集」
...四つ角のところまで駆けつけたとき...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...四つ角でバスを待ち合せていると...
夏目漱石 「永日小品」
...四つ角で分れたから詳(くわ)しい事は聞くひまがなかった...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...大きな音を立てて四つ角を曲ろうとした...
夏目漱石 「明暗」
...客は昼も夜も満員――夜は通りの四つ角の夜店と...
長谷川時雨 「牢屋の原」
...四つ角の破れた立看板の紙が風にくるくる舞つてゐる...
原民喜 「鎮魂歌」
...彼の友人が四つ角のもの蔭で「夜の女」と立話してゐる...
原民喜 「火の唇」
...彼の友人が四つ角のもの蔭(かげ)で「夜の女」と立話している...
原民喜 「火の唇」
...そこの四つ角に円い頭のような形のいばらがある」十五分ばかりわたしたちは風と争(あらそ)いながら歩み続(つづ)けた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...暗い町の四つ角のあたりで夜におびえて帰りを急ぐ女学生か女事務員のようにお前のわきをスレスレに小走りに通り過ぎた女が幾人もいたことに気がついたの?雑誌の座談会や...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...その袋小路を出て二十歩位の所が小さい四つ角になつている...
三好十郎 「肌の匂い」
...この人を四つ角まで送って...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...そこがもう四つ角ですよ」「いやだめだ...
山本周五郎 「陽気な客」
...横丁の突き当りに見えている四つ角(かど)...
吉川英治 「宮本武蔵」
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