...坂のところで曲がってムルチインと息子たちが羊の毛を切ってる方へ行った(ブリヂットの方へ向いて)こないだの晩四つ角のウイニイが言ってた事を覚えているかい...
ウイリヤム・バトラ・イエーツ 松村みね子訳 「カスリイン・ニ・フウリハン(一幕)」
...その屋敷町を通つて四つ角のところで右にまがると...
宇野浩二 「思ひ出すままに」
...彼は銀座の四つ角を青信号の間に渡って...
海野十三 「流線間諜」
...四つ角で赤信号が出たら...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...尾張町(おわりちょう)のもう一つ左の四つ角へ出て...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...銀座の四つ角で自動車電車の行き違う間を...
寺田寅彦 「烏瓜の花と蛾」
...この乗り物が町の四つ角(かど)に来たとき...
寺田寅彦 「藤棚の陰から」
...四つ角で分れたから詳(くわ)しい事は聞くひまがなかった...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...竪町(たてまち)の四つ角までくると今度は山嵐(やまあらし)に出っ喰(く)わした...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...四つ角から現れる...
原民喜 「壊滅の序曲」
...この先きの四つ角へ差しかかると...
牧逸馬 「助五郎余罪」
...三遊派のために」また独り言(ご)ちながら御廐橋の四つ角を左に...
正岡容 「小説 圓朝」
...その四つ角の兩側に洋服を着た男が一人ずつ立つていた...
三好十郎 「肌の匂い」
...四つ角(かど)て宝遊ばし一 この御酒を如何な御酒だと思(おぼ)し召(め)す...
柳田国男 「遠野物語」
...家は寺町へぬける中通りの四つ角にあり...
山本周五郎 「柳橋物語」
...戻って四つ角を左へ曲り...
山本周五郎 「柳橋物語」
...そこがもう四つ角ですよ」「いやだめだ...
山本周五郎 「陽気な客」
...博労宿と鍛冶屋の四つ角を左へ曲がったのを見届けて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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