...しかたがないから四つんばいになって猿のような形をして上る...
芥川龍之介 「槍が岳に登った記」
...アルカヂア」と云ふ四つの拉甸(ラテン)語を書したり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...所謂絶好のチャンスが一夜のうちに三つも四つも重っても...
太宰治 「チャンス」
...四つばかりの小供が睡っておりましたが...
田中貢太郎 「死人の手」
...又その部屋を四つン這いになって歩きました...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...彼は水びんの横に置いてある小さなお盆の中の三つ四つの白い小さな丸薬を考え深そうに顔をしかめながら見ていた...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「とけない問題」
...産表に包まれたる嬰児(おさなご)(訳者注 幼児キリストのこと)を彼らは見いだしぬという文字のある破風のそびえている近くの四つ辻(つじ)かに...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...辻馬車(つじばしゃ)の四つの車輪に運ばれてゆくのを見て...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
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仁科芳雄 「國際學術會議への旅」
...四つん這ひになつて門の外へ飛出すと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それを追って廊下の灯を背にした四つの眼...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鰯(いわし)を銜(くは)へさして四つん這ひに這はしてやる」平次は相手がしぶいと見たか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...番頭の佐助は六十を四つ五つ越したらしい...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...庭に捨ててあったんだそうです」母親は四つ折の手拭に畳み込んだ匕首(あいくち)を一本...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...両者とも四隅は四つの真鍮棒(しんちゅうぼう)で接続されており...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「流刑地で」
...その四つ角の兩側に洋服を着た男が一人ずつ立つていた...
三好十郎 「肌の匂い」
...姫君の四つになる年のことである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...四つ角(かど)て宝遊ばし一 この御酒を如何な御酒だと思(おぼ)し召(め)す...
柳田国男 「遠野物語」
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