...茶店のあつたらしい所には石が三つ四つ並んで居る...
伊藤左千夫 「八幡の森」
...「わかった、三つでなくて、四つなんですよ...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...この四つは現場を綿密に検べて見たら分る事柄だ...
江戸川乱歩 「黒手組」
...四つ裂き 叛逆罪で処刑された人間の体は四つに切断して...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...例へば四つ目垣でも屋根でも芙蓉でも鷄頭でも...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...六つになる弟と四つになる妹とが...
徳田秋声 「足迹」
...眩(まぶ)しい洋燈(らんぷ)の光に初見の顔が三つ四つ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...私より四つ年下である...
外村繁 「澪標」
...田の畦の横を犬のように四つ匐いになった...
豊島与志雄 「特殊部落の犯罪」
...行李(こうり)車は四つの車輪を上にして転覆し...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...さうして振り冠つて三つ四つ打ち下ろした...
長塚節 「撃劍興行」
...三つ四つぼんやりと青い瓦斯灯が点(とも)つて居た...
牧野信一 「公園へ行く道」
...たまに九人に四つずつ浴用...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この四つは確かに子供用としておいてあったが...
柳田国男 「故郷七十年」
...四つ五つも年長にみえる...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...チョンガレ夫婦のペコペコ三味線と四つ竹(肉の厚い竹片(たけべら)を...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...女ならでは行き届きかねる節々が見えまする……これが二つ……」「尤も千万……それから……」「三つにはその足の早さ……四つには...
夢野久作 「斬られたさに」
...三つ四つは奥のほうに見える...
吉川英治 「新書太閤記」
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