...時とすれば取るに足らぬ囈語(げいご)やら...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...我囈語(うはごと)の間には...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...そして頻りに囈語を吐いた(自覚してゐて寝言をいふのだから助からない)...
種田山頭火 「其中日記」
...ほとんどなんの意味をも成さない囈語(たわごと)でなければ...
寺田寅彦 「球根」
...古い處では『日本及び日本人』に載せた『アルプス山首先の登攀』(大正七年=一九一八)また同誌上(大正十年=一九二三)の『苦熱の囈語』などが本書中に收められてゐる...
土井晩翠 「「雨の降る日は天氣が惡い」序」
...それらの天国なるものは皆囈語(たわごと)にすぎない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その囈語を小耳にとめてよく聞き...
中里介山 「大菩薩峠」
...その夢中で口走る囈語の中に...
中里介山 「大菩薩峠」
...知らずして無心に発する囈語の連続...
中里介山 「大菩薩峠」
...時々気の知れない囈語(ねごと)を云うにゃ困るじゃないか...
夏目漱石 「虞美人草」
...十六父は時々囈語(うわこと)をいうようになった...
夏目漱石 「こころ」
...さえの歌は囈語のやうにぶつぶつきこえた...
林芙美子 「うき草」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...恒藤はばかげた囈語(たわごと)はもう聞いておれんというような様子を露骨に示しながら...
平林初之輔 「五階の窓」
...僕はあの鏡のうちの部屋に住みたい」こんな囈語(うわこと)めいたことを言いながら...
マクドナルド George MacDonald 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...しからざれば一字一句金鉄(きんてつ)の如く緻密に泰山(たいざん)の如く動かざる蕪村の筆力を知らざる者の囈語(げいご)のみ...
正岡子規 「俳諧大要」
...お前達はさも面白そうに囈語(うわごと)を云ったり...
夢野久作 「雪の塔」
...囈語(うわごと)を言っていた...
吉川英治 「醤油仏」
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