...囈語(うはごと)の由りて出づるところは...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...何か囈言(うわごと)のようなことを云いつづけていたが...
田中貢太郎 「位牌田」
...ほとんどなんの意味をも成さない囈語(たわごと)でなければ...
寺田寅彦 「球根」
...甚だ杜撰(ずさん)なディレッタントの囈語(たわごと)のようなものであるが...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...今から百年前にこの書を読んだ人にはおそらく無意味な囈語(たわごと)のように思われたであろうと思うような章句で...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...詩は閑人の囈語に非ず...
土井晩翠 「天地有情」
...未だ囈言(うわごと)をいって...
直木三十五 「南国太平記」
...その囈語を小耳にとめてよく聞き...
中里介山 「大菩薩峠」
...どんな囈語を云ったか...
夏目漱石 「行人」
...と囈言をいっている……」「ふむ」「……ほうっておけば...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...囈言(うわごと)のように叫びつづけるのだった...
久生十蘭 「キャラコさん」
...ただ囈言(うわごと)のように...
火野葦平 「花と龍」
...囈言(うわごと)のように...
火野葦平 「花と龍」
...囈言か知ら! と太郎は胸を鳴らして襖を視詰めた...
牧野信一 「サクラの花びら」
...しからざれば一字一句金鉄(きんてつ)の如く緻密に泰山(たいざん)の如く動かざる蕪村の筆力を知らざる者の囈語(げいご)のみ...
正岡子規 「俳諧大要」
...私は先生のあの地摺り青眼を破ったあざやかな御神技を見ていたものに過ぎません」「地摺り青眼? おぬしもそんな囈言(たわごと)をいうか...
吉川英治 「剣の四君子」
...夜どおし囈言(うわごと)を口走っていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...頻りとそれからは囈言(うわごと)をいう...
吉川英治 「宮本武蔵」
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