...嚴刻(げんこく)を認めて以て直諒(ちよくりやう)と爲すこと勿れ...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...自分の嚴しい育て方を實見して貰はうとするのであるらしかつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...日光の山は高く、華嚴の瀑は鋭く、大谷川は清くして急也...
大町桂月 「上州沼田より日光へ」
...彼はひどく嚴肅な樣子で言つた...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...あるひはこゝに嚴重の鎖によりてわれ縛れ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...御腰物方からは嚴重な談判だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...火の元の用心までも嚴重に見張つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...嚴重に見張つて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...嚴重な禁制だつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...締りを嚴重の上にも嚴重にするでせうが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...麻糸を捻(よ)つた紐で嚴重に吊(つる)してあります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...但し嚴密の意味における時の内部的構造...
波多野精一 「時と永遠」
...「これは嚴肅な問題だといふことを忘れますまい...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...と考へて居ります「古代感愛集」にある宗教的に莊嚴なものにこのやうに心を向けたがるのも...
堀辰雄 「「古代感愛集」讀後」
...最も嚴重な試驗を行ふた...
松本文三郎 「印度の聖人」
...そは壯嚴(サブライム)なる悲哀(ソルロフ)ならむ...
横瀬夜雨 「花守」
...禮嚴法師歌集とは名づけつ...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...けれど優れた生得の一種の威嚴が彼女の護身の役に立つた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
便利!手書き漢字入力検索