...革嚢(かくのう)を持っているのを不思議がったり...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...李は嚢の中から鼠を一匹出して...
芥川龍之介 「仙人」
...更に又胃嚢に漲つた酸の大潮のやうに干上るのを感じた...
芥川龍之介 「僻見」
...薬品行嚢が梱包(こんぽう)される前か...
梅崎春生 「狂い凧」
...盆地の南入口付近の密林中に行嚢(こうのう)を解き...
梅崎春生 「日の果て」
...いま杉田の衣嚢(いのう)をとりよせて調べてみると...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...――ね、大佐、あなたの虎嚢は、依然として天下無双でしょう...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「空家の冒険」
...額の氷嚢をしずかに取り換え...
永井隆 「この子を残して」
...更に嚢中の許す限り若干の錢を與へた...
長塚節 「開業醫」
...気嚢をアース代りに使ってるんだ...
中谷宇吉郎 「球皮事件」
...私(わたくし)だってこうして氷嚢を更(か)えたり...
夏目漱石 「道草」
...その冬葉には端に二枚貝状の嚢がついていて...
牧野富太郎 「ムジナモ発見物語り」
...自分(じぶん)の知慧嚢(ちゑぶくろ)の幾分(いくぶん)を示(しめ)す機會(きくわい)に到(いた)つたのを大變(たいへん)喜(よろこ)ばしく思(おも)つて...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...最後(さいご)にもう一つの背嚢(はいのう)であった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...雑嚢(ざつのう)を下げてマントをぐるぐる捲(ま)いて肩(かた)にかけて津軽海峡(つがるかいきょう)をみんなと船で渡(わた)ったらどんなに嬉(うれ)しいだろう...
宮沢賢治 「或る農学生の日誌」
...前衛:300メエトル 附け剣 前へ大道(だいだう)散兵 熱心 激励群馬(ぐんば)腋(わき)項(うなじ)褐色銅色(どうしよく)気息(いき)づかひ+(プラス)背嚢(はいなう)30キロ 警戒=大秤量機(ひやうりやうき)鉄屑 貯金筒(づつ)怯儒(きよだ):3戦慄 号令 石 熱狂 敵 誘導物 敏捷 名誉此(この)一聯(れん)は敵の接近したのを見て司令官が我(わが)隊を激励する光景を叙した物だと云ふが...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...この手紙の嚢(ふくろ)をたずさえて...
吉川英治 「三国志」
...という孔明が嚢中(のうちゅう)の言にしたがって...
吉川英治 「三国志」
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