...土嚢(どのう)の山と防空壕の建札(たてふだ)と高射砲陣地がものものしいだけで...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...図嚢の中からビスケットを出して...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...もうこの世で恥をさらしません」蓮香は嚢(ふくろ)を解いて薬を出して言った...
田中貢太郎 「蓮香」
...月末の給料日までの六日間を何(ど)うして暮らしたらいいだろう――そんな考えに耽りながら衣嚢(かくし)へ手をやると...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「無駄骨」
...嚢中自無銭、五厘銅貨があるばかり...
種田山頭火 「行乞記」
...衣嚢に手を突込んで四辺を見廻わしながら呟いた...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...プロペラのまはりの気嚢の部分は...
豊島与志雄 「北極のアムンセン」
...それから背中の背嚢が邪魔になり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...……竜太郎の衣嚢の中の手帳には...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...真名古は冷然たる面持で衣嚢から鈎のように先の曲った針金を取出すと扉を開けにかかる...
久生十蘭 「魔都」
...」チチコフは衣嚢(かくし)から紙幣を一枚とりだして...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...しまひに大急ぎで衣嚢(かくし)の中へ押しこむと...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...『お前(まへ)は未(ま)だ他(ほか)に何(なに)か衣嚢(ポケツト)に持(も)つてるの?』と云(い)ひ足(た)して...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...昔武士が戦場で自分の剛臆を試むるに陰嚢を探って垂れ居るか縮み上ったかを検したというが...
南方熊楠 「十二支考」
...一人の兵士が雑嚢から大きなパンを出して彼女にくれた...
宮本百合子 「キュリー夫人」
...彼詩嚢を齎した帰省の「出門」を七月であつたとすると...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...懐中(ふところ)の革嚢(かわぶくろ)を取出し...
吉川英治 「三国志」
...参謀の智嚢(ちのう)と智嚢とは敵味方とも...
吉川英治 「三国志」
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