...自ら末路を早むる所以なるを知らざる韓廷の擧措吾人は寧ろ愍情に堪へざるものに候◎露國議會の解散 凡露國政府は若し國民議會にして海軍再興費を否決するに於ては斷然解散すべしと各議員を威嚇しつゝある由倫敦電報によりて報ぜられ候若し同案を遂行するとせば十ヶ年間に亘り三億一千九百萬磅を要すべく全國の輿論は全たく之に反對しつゝありと申す事に候...
石川啄木 「雲間寸觀」
...巣箱は嚇しのブン/\云ふ声で一杯になり...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...眞蒼な頬は威嚇の怒りに震へて...
太宰治 「お伽草紙」
...妙子がちょっと嚇(おど)かして懸ればどう云う結果にならないとも限らなかった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...今ニ本当ニ歩ケナクナリマスト嚇カサレテイル...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...さきに*トロイア陣中にのべてわれらを嚇したる 45其言遂に成るべきを...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
......
峠三吉 「原爆詩集」
...通行の人を嚇して着物を剥(は)ぎ取った...
中里介山 「大菩薩峠」
...斬るつもりでもなく嚇(おど)すつもりでもないらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...さいぜんこの女が威嚇(いかく)したように...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼の目の前にがっちりと威嚇するように立ちふさがっていた...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...ジョンの威嚇や懲罰に對して...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...多少の威嚇を加味しながら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...犯人は貴様だろう……って威嚇(おどか)し付けてやったら...
夢野久作 「二重心臓」
...なおさら嚇怒(かくど)して...
吉川英治 「新書太閤記」
...不自然な嚇怒(かくど)とは...
吉川英治 「平の将門」
...威嚇だと...
吉川英治 「平の将門」
...六波羅の詮議(せんぎ)や威嚇(いかく)がここにも及んでいたからである...
吉川英治 「源頼朝」
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