...噪音(そうおん)にもみ消される言葉を続けていたが...
有島武郎 「或る女」
...噪いだ富江の笑聲が屋外までも洩れた...
石川啄木 「鳥影」
...そして富江は不相變(あひかはらず)何時でも噪(はしや)いでゐる...
石川啄木 「鳥影」
...散兵戦の射撃はなかなか喧噪なもので...
石原莞爾 「戦争史大観」
...シンネリムッツリと仏頂面(ぶっちょうづら)をして置いて急に噪(はしゃ)ぎ出して騒いで見たり...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...むせ返る酒場の喧噪(けんそう)の中に...
江戸川乱歩 「「悪霊物語」自作解説」
...古文今文の議論の噪しきに拘らず...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...罵(ののし)り噪(さわ)いで立ち迷う...
中里介山 「大菩薩峠」
...また一つの座敷から起る噪音(そうおん)に...
中里介山 「大菩薩峠」
...ふざけ噪(さわ)いでいるのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...貴樣の仕つけがよろしくないからかういふ事を仕出かしたのだと散々に叱られてさうして自分自身の噪ぐ心を落付けさせたいのでありました...
長塚節 「白瓜と青瓜」
...向ふの子供たちも噪ぎ切つて騒いでゐました...
槇本楠郎 「文化村を襲つた子供」
...著者ポール氏自らかの孤児院に往きてその一人を延見(ひきみ)しに普通の白痴児の容体で額低く歯やや反(そ)り出(で)動作軽噪時々歯を鳴らし下顎攣(ひき)つる...
南方熊楠 「十二支考」
...鵲(かささぎ)が噪(さわ)げば行人至るとて餌をやり...
南方熊楠 「十二支考」
...濁りきった空気と噪音を入れたガラス箱みたいに不透明である...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...狂噪(きょうそう)して...
吉川英治 「私本太平記」
...噪(さわ)ぎはじめた...
吉川英治 「新書太閤記」
...昨日にまさる噪(さわ)ぎである...
吉川英治 「新・水滸伝」
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