...これは若い器量好しで...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「女房ども」
...一人が「それよりも、あの新参者は?」「そうそう、あの器量好しを、いじめましょうわいな」深雪は、そういう会話に、耳を背向(そむ)けて、明日の自分、あの老女梅野の言葉、お由羅のやさしさ、それを刺せという命令、父、兄、母――そうしたことを、毀れた鏡に写してみているように、途切れ途切れに、ちらちら考えていた...
直木三十五 「南国太平記」
...自分は器量好しが二人寄って...
夏目漱石 「行人」
...これは死んだ子が器量好しであったという意味であります...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...定めし十人並以上の所謂鄙には稀なる器量好しであつたのであらう...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
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