...器用な細工であるが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...あの器用な事務員さんは特長のあるハンキー博士の性格を作り上げたのです……架空の人物ウエールズ大尉と同様に苦もなく作り上げました...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「古書の呪い」
...今日(きょう)不器用な手に小石を数えつゝ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...和辻教授が如何に器用な反作用家であり貴族主義者であるかを覚えておかねばならぬ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...無器用な手つきで小さな靴(くつ)の紐(ひも)を解いてやったりした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その暴れっぷりの不器用ながら猛烈なることは当るべくもありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...H君が色々器用な細工をしてくれて...
中谷宇吉郎 「映画を作る話」
...――これだけ器用な細工をされちゃ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...五左衞門はあんな器用なことを云つたつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いかさま博奕(ばくち)が器用なので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...前後不覺に醉つた者が足をグイと伸ばして自分で自分の首を締めるやうな仕掛をしたり――そんな器用なことが自分で出來るものか」平次の説明は次第に事件の核心(かくしん)に觸れて行きます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...少し器用なものは誰でも渡れますよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...不器用な恰好で這い込んでゆくようすときたら!劇的(ドラマチック)とでも言いましょうか...
久生十蘭 「犂氏の友情」
...手先の器用な侍女が服を脱がしてくれた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...あたかもブラチが電光石火に器用な絵描きの手腕を発揮したかのようで...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...無器用な作りを見せた笛にも...
室生犀星 「笛と太鼓」
...おれっちにゃあそんな器用な芸当はできやあしねえ...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...こう砂も立てない器用な逃げかたをされると...
吉川英治 「江戸三国志」
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