...六牙象王(ろくげのぞうおう)の味噌漬(みそづ)けだの...
芥川龍之介 「俊寛」
...味噌漉(みそこし)の代理が勤まるというなんとか笊(ざる)もある...
芥川龍之介 「水の三日」
...久し振(ぶ)りの味噌汁(みそしる)で...
田中英光 「オリンポスの果実」
...久しぶりに味噌汁をこしらへる...
種田山頭火 「其中日記」
...今日の買物五十四銭 酒二合十一銭 赤味噌百目八銭 玉葱二百目八銭 蠅捕紙二枚六銭 豆腐一丁四銭 ちさ一把六月廿八日雨――曇...
種田山頭火 「松山日記」
...毎朝起きるときまりきった味噌汁(みそしる)をぶっかけた飯を食ってセオドライトやポールをかついで出かける...
寺田寅彦 「花物語」
...御飯を軽く二杯と、味噌汁を一杯と、煮魚を一切れくらいでしょうか」「そうでしょう...
中谷宇吉郎 「ジストマ退治の話」
...向うへ行かうか」「貧乏旗本の味噌摺(みそすり)用人と來た日にや苦手だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...味噌汁に仕込んでゐる砒石を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...味噌汁が喉を通らないよ」「それどころじゃありませんよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...朝の膳の上には白い味噌汁に高野豆腐に黒豆がならんでいる...
林芙美子 「新版 放浪記」
...私等が身にて望んだ処が味噌こしが落(おち)...
樋口一葉 「にごりえ」
...(古今集の誹諧歌も佗洒落なり)これを以て萬葉及び俳句の如く趣味を備へたる滑稽に比するは味噌と糞を混同する者なり...
正岡子規 「萬葉集卷十六」
...味噌汁の中には山の幸たらの芽...
正木不如丘 「釣十二ヶ月」
...大嫌いな糠味噌(ぬかみそ)の臭いが鼻を襲って逆吐(むかつ)きそうになった...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...糧(かて)と味噌(みそ)と鍋(なべ)とをしよつて...
宮澤賢治 「鹿踊りのはじまり」
...それらの鮒を新しく味噌煮にしかけた...
山本周五郎 「青べか物語」
...味噌汁に白いめしというのを見て...
山本周五郎 「さぶ」
便利!手書き漢字入力検索