...嘸(さぞ)好かるべし...
石井研堂 「元日の釣」
...嘸ぞ御讀みづらいでありませう...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...嘸(さ)ぞと思(おも)ふ...
泉鏡太郎 「飯坂ゆき」
...『嘸(さぞ)冷ッこかッたでしょう...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「耳香水」
...嘸(さ)ぞ吃驚(びっくり)なすったでしょうな」「平常(ふだん)余り音信もいたして居ませんでしたので――」「しかし...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「むかでの跫音」
...嘸(さ)ぞ無念だつたべい...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...日本の追付くのを待つて居てくれたら嘸いいだらう...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...嘸(さぞ)馬鹿らしく見えることであろう...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...嘸々(さぞさぞ)御愁傷(しゅうしょう)も遊ばさるべく拝察仕(つかまつ)り候...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...一人殘されちや嘸(さぞ)困(こま)るだらう」「――」お美乃は默つて涙を拭きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの手紙を受取る里の親達は嘸...
原民喜 「忘れもの」
...嘸(さぞ)不意でお驚きなさりましたろう...
樋口一葉 「十三夜」
...嘸お友達とも喧嘩しませうな...
樋口一葉 「たけくらべ」
...何時までも何時までも人形と紙雛(あね)さまとをあひ手にして飯事(まゝごと)許(ばか)りして居たらば嘸かし嬉しき事ならんを...
樋口一葉 「たけくらべ」
...今夜(こんや)も此樣(こん)な分(わか)らぬ事(こと)いひ出(だ)して嘸(さぞ)貴君(あなた)御迷惑(ごめいわく)で御座(ござ)んしてしよ...
樋口一葉 「にごりえ」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...病人も嘸(さぞ)アクビしたかったろうと思うてな――」「何時間かかったろうかい」「俺あ時計バッカリ見よった...
夢野久作 「近世快人伝」
...嘸(さぞ)俺を怨む事であろう...
夢野久作 「白髪小僧」
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