...僕等は一言も口嘴をさしはさむ権利はない...
岩野泡鳴 「戦話」
...それから大食ひの嘴を少し持ち上げて...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...鶴嘴(つるはし)を持って森の中にはいってゆくのだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ブーラトリュエルはその鶴嘴だけを受け継いだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...竜子は綺麗(きれい)な鳥が綺麗な翼に嘴(くちばし)を埋めて...
永井荷風 「寐顔」
...小さなる其嘴より...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...三羽共元の所にとまって上から嘴(くちばし)を揃(そろ)えて吾輩の顔を見下している...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...これは子爵じゃないか」鶴嘴(つるはし)を叩き付けられて...
野村胡堂 「古城の真昼」
...鶴嘴(つるはし)を道具にして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鏡のやうな広い水面を滑らかな嘴でうつ水禽の啼き声が聞えてくる...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...白嘴鴉(みやまがらす)はカア/\と啼き...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...何か細長いものを嘴に啣へて...
堀辰雄 「巣立ち」
...狼の食ったあとへ烏がやって来て臍を嘴でつつくなども癪に触った次第である...
正岡子規 「死後」
...たびたび嘴(くちばし)を大きくあけて...
宮沢賢治 「烏の北斗七星」
...眼の肉と嘴の肉も少々ずつ入れてあるよ」と説明されて客もその味を感じ...
村井弦斎 「食道楽」
...そのまた口に今一つの砂嘴ができようとする...
柳田國男 「地名の研究」
...いすかの嘴(はし)と食いちがい...
吉川英治 「私本太平記」
...鴉は嘴をつん/\と突き出しながら...
若山牧水 「鴉と正覺坊」
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