...いろんな口嘴(くちばし)を入れる...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...その勇敢な「黄色い嘴(ベッコ・ジャロ)」は...
谷譲次 「踊る地平線」
...これなる鋤(すき)と鶴嘴(つるはし)とを取上(とりあ)げました...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...嘴(はし)の大きな痩鴉(やせがらす)が一羽とまって居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...恰も欹形の嘴を有せる怪鳥が常に惡聲を放つが如しといひ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...」彼はと鶴嘴とを下に置いた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...鸚鵡の絵のやうな姿、鉤なりの嘴、悧巧さうな眼などを思ひながら残り惜しく小屋をでた...
中勘助 「銀の匙」
...御飯焚風情の嘴(くちばし)を入れる処(ところ)でないと一言(いちごん)の下(もと)に排斥して仕舞(しま)った...
永井荷風 「狐」
...まだ嘴(くちばし)の黄色くなりかけている一箇の猛禽雛が...
中里介山 「大菩薩峠」
...長い嘴(くちばし)を突き出した八戒が...
中谷宇吉郎 「『西遊記』の夢」
...その辺の狼へ気をつけるんだよ」生月駿三は鶴嘴(つるはし)を小脇に...
野村胡堂 「古城の真昼」
...その怪鳥の嘴(くちばし)とも見える刃が下を向いて...
野村胡堂 「礫心中」
...昆虫の嘴(くちばし)がこれに触(ふ)れてそれを動かすために...
牧野富太郎 「植物知識」
...狼の食ったあとへ烏がやって来て臍を嘴でつつくなども癪に触った次第である...
正岡子規 「死後」
...鶴嘴(つるはし)をふりあげたり...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...二年間金アミの中で金の柵ばかり啄ついている嘴の尖端(さき)は鋭く砥がれていて...
室生犀星 「人真似鳥」
...平家の侍の子じゃぞ」「あの嘴(くちばし)の黄いろい小冠者までを...
吉川英治 「親鸞」
...嘴と足とだけが紅く...
若山牧水 「鳳來寺紀行」
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