...彼は「親方衆」の中でも一番の若手で、将来を嘱望されている...
...嘱望(しょくぼう)されてそれらの外人牧師と一緒に廃娼(はいしょう)問題を説いた事もありました...
淡島寒月 「我が宗教観」
...前途を嘱望(しょくぼう)されている...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...その方面の人々に嘱望(しょくぼう)され...
高見順 「如何なる星の下に」
...今から五年ばかり前までは女流ピアニストとして楽壇若手では最も未来を嘱望(しょくぼう)されていた一人であった...
橘外男 「逗子物語」
...学生の時分は教授たちから将来を嘱望されておりました...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「患者兼同居人」
...特別に之だけは廃止どころか発達を嘱望されているのを見ればよい...
戸坂潤 「社会時評」
...ただ文芸学の殆んど唯一の未来の地盤として嘱望され得るものは...
戸坂潤 「文芸評論の方法について」
......
永井荷風 「書かでもの記」
...誰人にも嘱望されている名前でしたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...この形式の小説を「高い芸術」にまで引上げることを嘱望(しょくぼう)して引込みたいと思っている...
野村胡堂 「捕物小説のむずかしさ」
...谷口マンさんの活躍に嘱望するところ...
火野葦平 「花と龍」
...サトウハチロー・アナウンサーの河西・早川雪洲なんて顔ぶれ、ヴィクターの専属といふ渡辺はま子、顔よろし、嘱望...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...余は諸君の嘱望に負(そむ)かざる忠僕たるを誤らざるべし...
穂積陳重 「法窓夜話」
...温和で頭のよい将来を嘱望(しょくぼう)されている人物だったから...
山本周五郎 「日本婦道記」
...翁の晩年の弟子の中で最も嘱望(しょくぼう)されていたのは斎田惟成氏であった...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...この喬は、叔父や父のよい所にも似て、将来を嘱望され、蜀の馬(ふば)都尉に役付(やくづき)して、時には養父孔明に従って、出征したこともあるらしいが、惜しいかな、二十五で病死した...
吉川英治 「三国志」
...未来を嘱望(しょくもう)されている者だった...
吉川英治 「私本太平記」
...快川の嘱望(しょくぼう)はまったくなくなったといっていい...
吉川英治 「新書太閤記」
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