...海嘯(かいしよう)は潮汐(ちようせき)の干滿(かんまん)の差(さ)の非常(ひじよう)に大(おほ)きな海(うみ)に向(むか)つて...
今村明恒 「地震の話」
...まるで猛獣の吼(ほ)えるような声を出したりまた不思議な嘯(うそぶ)くような呼気音を立てたりする...
寺田寅彦 「映画雑感6[#「6」はローマ数字、1-13-26]」
...ふふんと空嘯いた顔付で...
豊島与志雄 「電車停留場」
...嘯(うそぶ)く人のように見えました...
中里介山 「大菩薩峠」
...偶因狂疾成殊類 災患相仍不可逃今日爪牙誰敢敵 當時聲跡共相高我爲異物蓬茅下 君已乘氣勢豪此夕溪山對明月 不成長嘯但成時に...
中島敦 「山月記」
...「気の毒じゃが仕方がないわ」と真黒な天井を見て嘯(うそぶ)く...
夏目漱石 「倫敦塔」
...大海嘯(つなみ)...
久生十蘭 「地底獣国」
...猛虎の長嘯(ちょうしょう)...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
......
正岡子規 「墨汁一滴」
...鰐口は塗板に背中を持たせて空を嘯(うそぶ)いた...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...この話が大海嘯(おおつなみ)に結びついて残っている...
柳田国男 「故郷七十年」
...ただの一戸だけ残って他はことごとくあの海嘯(つなみ)で潰(つぶ)れた...
柳田国男 「雪国の春」
...背後にせまる江南数百の兵船は海嘯(つなみ)のように彼を脅かして...
吉川英治 「三国志」
...嘯(うそぶ)いた...
吉川英治 「三国志」
...われらは何処とも存じていない」こう嘯(うそぶ)いて...
吉川英治 「私本太平記」
...そら嘯(うそぶ)く...
吉川英治 「新書太閤記」
...嵐か海嘯(つなみ)かとも疑われる水の唸りが夜空を翔(か)けまわってゆく...
吉川英治 「新書太閤記」
...朱(あけ)の柱に彫られてある龍鳳(りゅうほう)もともに嘯(うそぶ)くかとあやしまれ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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