...明智の言葉が嘘でないことを確かめたが...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...嘘でない! 叔父さんとポローニヤスは...
太宰治 「新ハムレット」
...嘘でない証拠には...
田中貢太郎 「金鳳釵記」
...嘘でないように考えられました...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...物質(存在)が意識を決定するということが嘘でないにしても...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...見ろ、この綱の結び目、巧みに企(たくら)んで機(はた)結びにしたのは、萬一露見した時、下女のお文にお孃さん殺しの罪を背負せる氣だつたが、お文にはあの十貫目以上もある漬物石は運べない」「――」「お前は柳橋へ來る前、上州の機屋に長い間奉公してゐたことを、下つ引が五日がかりで調べ上げて來てゐるぞ」「嘘だ」「嘘か、嘘でないか、お前の娘お萬を殺したこの仕掛の綱に訊けツ」平次の叱の前に、一度は崩折れた半九郎は、目の前に投げ出された綱を見ると、何を感じたかガバと飛び上がりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私の言うことが嘘でないと納得したようです...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...……嘘でない証拠に...
久生十蘭 「キャラコさん」
...これが嘘でない証拠に...
久生十蘭 「魔都」
...あのお言葉が嘘でないことをみとめる...
平山千代子 「転校」
...嘘でないことは恥づる必要はない...
牧野信一 「海浜日誌」
...されば現時持て囃(はや)さるる「味の素」は蛇を煮出して作るというも嘘でないらしいと言う人あり...
南方熊楠 「十二支考」
...留公の言ったことが嘘でないとすれば...
森下雨村 「五階の窓」
...そしてその嘘でないことは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それが嘘でないことは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...嘘でない愛(いと)しみがこもっていた...
吉川英治 「私本太平記」
...ご病気も嘘でないが...
吉川英治 「私本太平記」
...決して一瞬(とき)の興奮や嘘でないことはわかる...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索