...言へば言ふほどおのれが嘘つきで不正直な氣がして來るこの大きな不幸! 「僕は宿命を信じるよ...
太宰治 「道化の華」
...ずいぶん嘘つきね...
太宰治 「火の鳥」
...私を嘘つきだと言った...
太宰治 「HUMAN LOST」
...こんな嘘を話すこんな嘘つきをいままでに見たことがないというだけのことかもしれなかつた……...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「古書の呪い」
...「濫費日」や「嘘つき日」や「怠け日」はあまり聞えはよくないかもしれないが...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...あれは嘘つきの恥知らずだよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...そして嘘つきでもありましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「腕の達者な嘘つきは決してゼロからストーリーを組み立てることをしない...
H・ビーム・パイパー H. Beam Piper The Creative CAT 訳 「最愛の君」
...女の嘘つきにも呆れた...
林芙美子 「浮雲」
...男の人は嘘つきが多いな...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...これは嘘つき(虚言癖者)の場合に特筆され...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...しかもその上に許すべからざる嘘つきであることも忘れてしまって...
平林初之輔 「秘密」
...――もう直ぐにお午だつてえば! ――嘘つき! 不眠症だなんて――」「…………」暫くたつて...
牧野信一 「波の戯れ」
...大嘘つきだ!」娘はまじめになって...
W・W・ジェイコブズ 森郁夫訳 「井戸」
...嘘つきの希望が我々を迷わすことはないのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そは不正の人にあらずんば嘘つきならん...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...『叔母さんは嘘つきですとも...
與謝野晶子 「帰つてから」
...「嘘つき! 嘘つき!」ルピック夫人はこういいながらどこかへ出て行く...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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