...」「世の中の人は皆、嘘つきだから、話を交すのがいやになつたのさ...
太宰治 「お伽草紙」
...急に嘘つきになるマダムがいた...
太宰治 「女人訓戒」
...ここでもわれわれは「言葉」という嘘つきに欺されていたのではないか...
寺田寅彦 「さまよえるユダヤ人の手記より」
...有態に嘘つきの罪名を被せられる浮目を見なければならなかった迄だろう...
戸坂潤 「社会時評」
...あれは嘘つきの恥知らずだよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...出鱈目で、嘘つきで、悧巧で、執拗で、全く箸にも棒にもかからぬと言われた人間ですが、絵を描かせると実に大したもので、悪魔的にグロテスクな、一種特別に風格のある表現であったにしろ、あれほどの豊かな天分を持った男を、私はあまり沢山は知りません...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...あれはもう大變な人ですよ」「といふと」「嘘つきで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大変な嘘つきだ」「ヘエ」「喜三郎を見張っていたようなことを言っているが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「腕の達者な嘘つきは決してゼロからストーリーを組み立てることをしない...
H・ビーム・パイパー H. Beam Piper The Creative CAT 訳 「最愛の君」
...*32嘘つき万歳の世の中だ...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...嘘つきになつた方がましだ...
堀辰雄 「麥藁帽子」
...臆病で嘘つき、飲んだくれ者が……...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...嘘つき、とユダヤ人が反論した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...「この嘘つき野郎...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...嘘つきの国と非難されている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...なぜ嘘つきと咎められることを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...頑太郎は嘘つきだな」「とおっしゃいますと?」「何か落物をしたはずだ」寛太郎はぎょっとした...
山本周五郎 「松林蝙也」
...「嘘つきめ」「いるではないかっ」「なぜはやく面(つら)を見せんかっ」いわしておいて...
吉川英治 「親鸞」
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