...骨のずいまで嘘つきで...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「熊」
...こんな嘘を話すこんな嘘つきをいままでに見たことがないというだけのことかもしれなかつた……...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「古書の呪い」
...「嘘つき...
長與善郎 「青銅の基督」
...嘘つきで薄情で怠け癖のある記者は...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...あれはもう大變な人ですよ」「といふと」「嘘つきで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...人いじめで、いやらしくて、大嘘つきで、自分ばかりをおたかく考えている人間...
林芙美子 「新版 放浪記」
...卑しい嘘つきの浮浪人なんだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...ノズドゥリョフは嘘つきだけれど...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...嘘つきになつた方がましだ...
堀辰雄 「麥藁帽子」
...嘘つきの老悪党だって事だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...この餓鬼共は婆さんと同じ嘘つきだなあ」年長の女の子が戸口を咄嗟に掴んで叫んだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...「嘘つきね、あなた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...」「嘘つき、何アんだ、千代子なんて! お止めなさいよ田舎芸者なんて!」「もう来る時分なんだがな、兎も角照ちやんは早くお帰りよ……邪魔だぜ...
牧野信一 「晩春の健康」
...滝! そして俺は君達に嘘つき者だと思はれてしまふのも敵はないんだ...
牧野信一 「籔のほとり」
...嘘つきは呪うべき不徳である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...モンテーニュにとっては嘘つきの話をすることも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一方では妻の吝嗇と嘘つきと口やかましいのにあいそをつかしていた...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...詩人は嘘つきといってよいし...
吉川英治 「宮本武蔵」
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