...――(とっぷり暮れても嘆くまい...
太宰治 「HUMAN LOST」
...アカイア軍勢みな嘆く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...母なしとなどかは嘆くわれを生みし国土(こくど)日本(にっぽん)とこしへの母日本近くなった太平洋船中での私の感懐であります...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...理由もないのに嘆くようになった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...嘆くべき単純な考えをしか持っていなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...衰亡の最もはっきりとした表現は教育の嘆くべき状態にみられる...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...124さあ、起きて、嘆くなよ、君、行く世の悲しみを...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...ところが東京はどうであるか――と詩人は嘆かねばならぬことのやうに嘆く...
原民喜 「街の断片」
...僕が語り手でなくなることを嘆くまい...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...「わたしたちが嘆くのはまちがっているのかもしれないんだわ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...身も世もないように嘆くのである...
久生十蘭 「キャラコさん」
...僕等は彼の夭折をいたづらに嘆くのを止めよう...
堀辰雄 「レエモン ラジィゲ」
...この愉快な仕事に全部を挙げる事の出来ない身を嘆く...
牧野信一 「〔編輯雑記〕」
...「俺も東京さ行って暮してえな」と嘆くように言った...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...わたしの役目を嘆くより外にはない...
室生犀星 「名園の落水」
...まったく世間の人はこう言って嘆く(彼らの意見は実にめちゃくちゃで...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いたずらに肥えていると嘆くのか...
吉川英治 「三国志」
...心の底から嘆くようにいった...
吉川英治 「源頼朝」
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