「嘆き」の意味
悲しみや苦しみを表すこと
「嘆き」の例文(場面別)
- 日常会話彼は失恋したことを嘆き、毎日涙を流している。
- 文学小説の主人公は、戦争で家族を失った嘆きを綴った手紙を書いた。
- ニュース災害の被害者たちは、家族を失った嘆きを語り、支援を求めた。
小説での「嘆き」の使い方
...お嘆きでござらっしゃりましょう」と朴直(ぼくちょく)そうな六十爺(おやじ)は...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...ヤニングスとディートリヒの「青い天使」「嘆きの天使」というのを見た...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...だが之は必ずしも作家や専門的文芸評論家の嘆きや腹立ちになるべき筋合いのものではない...
戸坂潤 「思想としての文学」
...実は皆(みん)なして嘆き合っている始末なのだ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...由紀子はあまりの嘆きに気を喪ったのを...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...二絃琴の真のよさを失なった嘆きがある...
長谷川時雨 「神田附木店」
...お前は睡つてゐた睡つてゐた おほらかな嘆きのやうに...
原民喜 「画集」
...おんみたちの無限の嘆きは...
原民喜 「鎮魂歌」
...僕には無数の嘆きがある...
原民喜 「鎮魂歌」
...たえず雑音のなかに低い嘆きとも憧れともつかぬ...
原民喜 「遥かな旅」
...母として子供を苦しめる悪疾の保因者である嘆きを涙とともに書きつづっている...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...「嘆き」といふことを知らずに居る二人に「嘆くな」といふことを説明する必要はなくなりました...
牧野信一 「嘆きの孔雀」
...なにひとつ嘆きの声も立てず...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...ひと刻(とき)のゆめに、昼深いときのうつつにもお現れくださいませ、庭のさまよいにでも、厨(くりや)にはたらいているときにでもただそのひと言をお漏(も)らしくださいませ、声あらば声をとどかせ、たましいに生きのあるものなら、うつつに、ゆめに、そらごとのおもいに、早く早く、ひと刻も早くおしらせくださいませ、ああ、あなたは本統(ほんとう)に生きていられるのでございますか、生きていられるなればなぜにお文おつかわしくださらないのでございますか、わたくしのこの思い、この声、この嘆(なげ)き悲しみがとどいてゆかないのでしょうか、声よ、いのちよ、嘆きよ、早くあの方のもとに飛び立って行きわたくしの悲しみを知らせてたまれ、あせりにあせってどうにもならない焦燥のすべてを知らせてたまれ、人の一心のとどかずば止まざるものを今こそ知らせてたまれ...
室生犀星 「津の国人」
...登は井戸の中に響く女たちの嘆き訴えるような呼び声を...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...いかに君臣の情の切なる溢れにせよ、あまりな愚痴をと思ったか、諸将は声を励まして、「いつまで、詮なきお嘆きを...
吉川英治 「三国志」
...前途の難を如何にすべき」と、嘆きの声と、沈滅の色は、魏宮中を一時沈衰(ちんすい)の底へ落した...
吉川英治 「三国志」
...そういう嘆きをもつたびに...
吉川英治 「宮本武蔵」
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