例文・使い方一覧でみる「嗾」の意味

...しかしダリアの使嗾（しそう）に乗った理学士も... しかしダリアの使嗾に乗った理学士もの読み方
海野十三「赤外線男」

...蟒（うわばみ）を嗾（け）しかけられますぜ」「鴨田さんていうと... 蟒を嗾しかけられますぜ」「鴨田さんていうとの読み方
海野十三「爬虫館事件」

...and as an idea came to her 歩道に急止して私を使嗾（しそう）したのである...
谷譲次「踊る地平線」

...互いが互いを嗾（けしか）け合い... 互いが互いを嗾け合いの読み方
谷崎潤一郎「鍵」

...さらにその子供を使嗾（しそう）して親爺（おやじ）の金を持ち出させた親ざるはやはり一種の搾取者である... さらにその子供を使嗾して親爺の金を持ち出させた親ざるはやはり一種の搾取者であるの読み方
寺田寅彦「さるかに合戦と桃太郎」

...帰らねえと犬を嗾（け）しかけるぞ」ホームズは上半身を前へ曲げるようにして... 帰らねえと犬を嗾しかけるぞ」ホームズは上半身を前へ曲げるようにしての読み方
コナンドイル　Conan Doyle 三上於莵吉訳「白銀の失踪」

...いよいよ人の心を嗾（そそ）るようです... いよいよ人の心を嗾るようですの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...それで幸内を嗾（そそのか）して... それで幸内を嗾しての読み方
中里介山「大菩薩峠」

...人の眼前の快楽を嗾（そそ）るにはかなりの力を持っていました... 人の眼前の快楽を嗾るにはかなりの力を持っていましたの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...或いは兵馬さんをダシに使って嗾（そそのか）しておられるのか... 或いは兵馬さんをダシに使って嗾しておられるのかの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...馬吉を嗾（けしか）けたのは誰でせう」春日藤左衞門はさすがに氣が氣でない樣子です... 馬吉を嗾けたのは誰でせう」春日藤左衞門はさすがに氣が氣でない樣子ですの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...犬を嗾（けしか）かけられるぞ」「――」ガラツ八の八五郎は... 犬を嗾かけられるぞ」「――」ガラツ八の八五郎はの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...他から嗾（そゝの）かす者があり――」庄司三郎兵衞の言葉は... 他から嗾かす者があり――」庄司三郎兵衞の言葉はの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...誰にも嗾かされないでも考へてるンだ‥‥やるかやれないかだ... 誰にも嗾かされないでも考へてるンだ‥‥やるかやれないかだの読み方
林芙美子「瀑布」

...此下流を使嗾して Peisistratos は起つた... 此下流を使嗾して Peisistratos は起つたの読み方
森鴎外「古い手帳から」

...宮津一藩を使嗾（しそう）したのではあるまいかと個人的な考察もつけ加えた... 宮津一藩を使嗾したのではあるまいかと個人的な考察もつけ加えたの読み方
吉川英治「剣難女難」

...清盛へのお憎しみによる御使嗾（ごしそう）があるのは争いがたいことで... 清盛へのお憎しみによる御使嗾があるのは争いがたいことでの読み方
吉川英治「随筆　新平家」

...フロイスは坊主らの使嗾によると解釈している... フロイスは坊主らの使嗾によると解釈しているの読み方
和辻哲郎「鎖国」

👨話題の人々👩