...藩の学問所の学頭をした人の嗣(あと)で...
石川啄木 「道」
...老人編を嗣(つぐ)の意(い)あり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...その時の同級生に藤田嗣治...
高村光太郎 「回想録」
...かくて佐助は晩年に及び嗣子(しし)も妻妾(さいしょう)もなく門弟達に看護されつつ明治四十年十月十四日光誉春琴恵照禅定尼の祥月命日(しょうつきめいにち)に八十三歳と云う高齢(こうれい)で死んだ察する所二十一年も孤独で生きていた間に在りし日の春琴とは全く違った春琴を作り上げいよいよ鮮(あざや)かにその姿を見ていたであろう佐助が自ら眼を突いた話を天竜寺(てんりゅうじ)の峩山和尚(がさんおしょう)が聞いて...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...公が最初の約束に背(そむ)いて則重の嗣子(しゝ)を殺害したのが原因であると...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...私が私の家の後嗣になる...
外村繁 「澪標」
...後嗣(あとつぎ)を失う大事であると共に...
直木三十五 「南国太平記」
...広嗣の駿馬が四足を合せて...
南方熊楠 「十二支考」
...彼らが人間第一の義務と心得た嗣子を生ましむる事受け合いてふ霊物と確信され...
南方熊楠 「十二支考」
...余辞嗣の後にも養子の事(文仲自ら養子となる事)成らず...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...嗣子養真は父に先(さきだ)って歿し...
森鴎外 「渋江抽斎」
...誰が衣鉢(いはつ)を嗣(つ)ぐのでしょうか...
柳宗悦 「沖縄の思い出」
...一ノ関の嗣子(しし)...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...前嗣のほうから下向して来たのも...
吉川英治 「上杉謙信」
...人ノ嗣(し)ニ乏シキ者...
吉川英治 「大岡越前」
...さすがもう世嗣(よつぎ)の嫡男(ちゃくなん)らしく自負して言った...
吉川英治 「私本太平記」
...天下の世嗣(よつぎ)を迎えるつもりか」であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...はじめ兄の子を養(やしな)うて嗣となし...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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