...「嗜眠余りによる授業中の爆睡は控えましょう」...
...「嗜眠に酔って返信を忘れることがある」...
...「嗜眠専用の枕で睡眠の質を向上させる」...
...「あまりに嗜眠にふけりすぎて、飛行機を逃してしまった」...
...「一夜漬けで嗜眠を削ったせいで、成績が低下した」...
...――わたしが嗜眠病(しみんびょう)になやんでいた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...嘔吐(おうと)数回嗜眠状態ニアラセラルル旨イキトス号船長ヨリノ無電ニ接ス...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...嗜眠(しみん)状態に陥っておいでなさる」とパイーシイ神父はアリョーシャを祝福した後...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...「嗜眠の状態ではないかしら...
豊島与志雄 「生と死との記録」
...敬助は急に嗜眠(しみん)を覚えた...
豊島与志雄 「蘇生」
...嗜眠に近い状態でうとうとしていた...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...さながら嗜眠病がわたしの視力を狂わせてしまったようにも思われてきた...
エルンスト・テオドーア・アマーデウス・ホフマン Ernst Theodor Amadeus Hoffmann 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...――売薬嗜眠剤の悪夢に倦きたので旬日の禁を犯して洋酒を摂る...
牧野信一 「五月のはじめ」
...嗜眠剤などを滅多に服用せぬ吾身にはその効めが不気味に顕著なるが如く...
牧野信一 「五月のはじめ」
...もしかしたらこの頃流行の嗜眠性脳炎ではないかと思って...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...しかも平和に亂れない深い嗜眠のなかにあつた...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...うとうとと少しばかりの嗜眠(しみん)のあいだをさまようたり...
室生犀星 「香爐を盗む」
...まるで嗜眠性脳炎の病菌を無際限に播布するみたいなものである...
百田宗治 「百鬼園讃」
...嗜眠(しみん)性脳炎がまた流行(はや)っているので...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...答えると相手は俄かに嗜眠(しみん)状態の神経をゆりさまして...
吉川英治 「江戸三国志」
...さっき君のいった嗜眠(しみん)性脳炎の問題をがんがんせめられてんだがね」「ははあ...
蘭郁二郎 「睡魔」
...いま東京中に猖獗(しょうけつ)している嗜眠性脳炎を病理学的にやろうとしたのが間違いなのさ...
蘭郁二郎 「睡魔」
...嗜眠性脳炎――俗称眠り病の原因なんだ」「ふーん」「眠り病の原因が物理的なもんだとは古今未曾有の大発見さ……...
蘭郁二郎 「睡魔」
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