...露営中に熊に襲われて怖かった...
...後(のち)のものには室町殿(むろまちどの)の営中(えいちゆう)の事どもを記録(きろく)せられたる伊勢家の書(しよ)には越後布(ぬの)といふ事あまた見えたり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...なお今日の常備兵が営中にあるがごとし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...営中の勢力を根こそぎにしてしまったものだな...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...出征軍陣営中の演劇は到る処に盛であつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...野営中を暴れまわり...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...その営中に斬り入るまでは義元の居どころは的確に知れなかったのである...
吉川英治 「上杉謙信」
...いわゆる敵の営中に眠って敵を眠らせぬというような大胆な所業(しわざ)は...
吉川英治 「江戸三国志」
...営中の士気の旺(さかん)なる有様をそれとなく見せて歩いた...
吉川英治 「三国志」
...王必はもっと営中の奥深くにいると信じていたために...
吉川英治 「三国志」
...営中まで引きずってくると...
吉川英治 「三国志」
...諸将も地(じ)だんだ踏んで、営中へ帰るや否、司馬懿の所へ押しかけた...
吉川英治 「三国志」
...すでに営中の彼方此方(かなたこなた)で...
吉川英治 「新書太閤記」
...営中の幕僚たちは...
吉川英治 「新書太閤記」
...営中へかくれてしまった...
吉川英治 「新書太閤記」
...「来たか」秀吉は営中の楯(たて)を敷きならべた上に毛皮を展(の)べさせて坐っていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...営中はすでに仄暗(ほのぐら)く...
吉川英治 「新書太閤記」
...営中の夜もすでに...
吉川英治 「新書太閤記」
...郊外に幕営中の軍隊も闇に紛れて逃亡してしまった...
和辻哲郎 「鎖国」
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