...下唇(くちびる)を喰絞り...
石川啄木 「鳥影」
...――喰ふにも困つて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...何か詞をさがしてくれなきやおまんまを喰べに出かけられないぢやないか...
小穴隆一 「二つの繪」
...いずれも紅(あか)いカラのまゝ虫一つ喰って居ない...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...伝え聞いた人々も面喰った...
豊島与志雄 「絶縁体」
...種彦はわが秘蔵の宝をもよし蠹(むし)が喰うならば喰うがままにと打捨てて置く事にした...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...屍体は土深く埋めても猛獣のために発掘され喰い散らされるのであるが...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...ゴツンと喰(くら)わしてやりたいような気もした...
夏目漱石 「明暗」
...今私が赤い衣物も着ずして三度の食事を無事に喰べて行けるのも皆これがためだと思って窃(ひそか)に感謝している...
新渡戸稲造 「イエスキリストの友誼」
...焼山小唄五条館(ごでうやかた)の女郎(いらつめ)は山に雉子啼く日であつた被衣(かつぎ)かづいて片岡の馬に乗られてまへられた馬が嘶(いなな)きや女郎はかつぐ被衣に顔かくれ雉子が啼いてるいただきの山の麓を越えられた越えたその夜(よ)にいただきの山は焼けたが野は焼けず芒尾花(すすきをばな)は片岡の馬に喰はれて芽が萠えた...
野口雨情 「別後」
...頸に喰い込んでる有様等...
羽志主水 「越後獅子」
...盛りあがつて喰みだす内臓や……...
原民喜 「鎮魂歌」
...喰べ終るまで決してそばを離れなかった...
山本周五郎 「竹柏記」
...罰を喰わせる事にしよう...
夢野久作 「犬のいたずら」
...平生(ふだん)から粗末な物ばかりを喰べる習慣で...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...それに引続いて来るべき精神科学応用の犯罪の横行時代を未然に喰い止めて...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...「この頃の人間は牛でも馬でも見つけ次第喰べちまふさうです...
吉川英治 「折々の記」
...辛い飯を喰って生きています」「う...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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