...市民權喪失を宣告された彼は遂にアフリカに移住した...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...ぼくは兇行時の意識喪失状態に刑法の責任なしと認められ...
田中英光 「さようなら」
...そういう将来における新聞はもはや社会欄なるものの大部分を喪失しているか...
寺田寅彦 「ニュース映画と新聞記事」
...外務省の機能喪失を先見したわけである...
豊島与志雄 「塩花」
...彼等ノ一人モ意気精神ノ阻喪(そさう)スルモノヲ見ザリキ...
中里介山 「大菩薩峠」
...床から拔け出して氣を喪つたところを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...音楽としての散文化(リリシズムの喪失)を意味するからである...
萩原朔太郎 「流行歌曲について」
...彼は地上の巣を喪ひ...
原民喜 「火の唇」
...喪服の群れにひときわ目立った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...喪主の長男は袴のひざに手を置いて...
本庄陸男 「石狩川」
...私の江戸文学の恩師川柳久良伎翁を喪つて...
正岡容 「東京万花鏡」
...いたずらに我が身終らば汝の父もまた喪わん事こそ気懸りなれといって...
南方熊楠 「十二支考」
...王子失せたという事で城民皆喪服しいた...
南方熊楠 「十二支考」
...喪服の鈍(にび)色ではあるが濃淡の重なりの艶(えん)な源氏の姿が雪の光(あかり)でよく見えるのを...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...喪(も)はふかく秘せられているが...
吉川英治 「三国志」
...ご服喪は今日一日だけのこととして...
吉川英治 「私本太平記」
...吉野の喪(も)は秘されていたろうに...
吉川英治 「私本太平記」
...喪(も)の城であった...
吉川英治 「新書太閤記」
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