...彼は喪心したようにぐらぐらとよろめいて其処(そこ)にある椅子(いす)の上に臀餅(しりもち)をついた...
谷崎潤一郎 「途上」
...一時心神喪失になっていたからだ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「曲れる者」
......
峠三吉 「原爆詩集」
...四 喪服のマドレーヌ氏一八二一年の初めに...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「流れる今」(nunc currens)を支配する筈の「止まる今」(nunc permanens)は實はあらゆる「今」の喪失に過ぎないであらう(二)...
波多野精一 「時と永遠」
...ハムレットが時計の鎖をいじる……ハムレットのように現代の記憶を喪失した乖離性追想喪失症には...
久生十蘭 「ハムレット」
...葬式が終わるまで喪に服すことです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...一年の喪といふものが明けるわけかな...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...それより羅摩生来の神智を喪う...
南方熊楠 「十二支考」
...喪服姿の源氏がまた限りもなく清く見えた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...怙恃(こじ)併せ喪つたのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「丁艱」とは文化十三年二月十九日に父春水を喪つたことを斥す語である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...生命が喪くならないとすれば...
山本周五郎 「新潮記」
...お互い同志に連絡を喪(うしな)って...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...矢代は玄関前の喪主の位置に立って来る人人に挨拶した...
横光利一 「旅愁」
...白と黒との小珠の喪飾の輪を一つ買つて來た...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...喪失(そうしつ)してしまった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...葬儀に続いて国中が喪に服した...
和辻哲郎 「鎖国」
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