...なかんずく俳優が自信を喪失する誘因になるような言動は絶対に慎しまなければならない...
伊丹万作 「演技指導論草案」
...一旦は本土を喪うとも...
海野十三 「暗号音盤事件」
...そのはげしい衝撃によって今まで喪っていた意識を恢復した...
海野十三 「地球発狂事件」
...ぼくは兇行時の意識喪失状態に刑法の責任なしと認められ...
田中英光 「さようなら」
...大喪の服に身をつつんで家路を辿っていた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「可愛い女」
...この喪に似た寂寥は何か...
豊島与志雄 「或る日の対話」
...父を喪(うしな)ひてその一週忌も過ぎける翌年(よくねん)の夏の初...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...陽気盛んにして陰に喪はれ...
萩原朔太郎 「名前の話」
...家兄(かけい)を喪(うしな)いしより後は...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...利害得喪、今はそのような事に頓着無い...
二葉亭四迷 「浮雲」
...わたしたちが通って行く道は喪中(もちゅう)のようにしずんでさびしかった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...薫はいくぶんの遠慮がされた恋人の喪服ももう脱がれた時と思って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...得喪利害とか云うものを思い浮べるだろう...
ハンス・ランド Hans Land 森鴎外訳 「冬の王」
...父を喪うてからは何とはなしに無沙汰がちになっている...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...喪室(そうしつ)の感傷を一擲(てき)して...
吉川英治 「三国志」
...吉野の喪(も)は秘されていたろうに...
吉川英治 「私本太平記」
......
吉川英治 「新・水滸伝」
...興味を喪失して仕舞ったのであろうか...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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