...皮肉と呪いの言葉を無遠慮に吹きかけては喜んでいるらしい様子でした...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...枯川老および兄キの病気よきよし、喜んでいる...
大杉栄 「獄中消息」
...猥褻(わいせつ)な想像をしあっては喜んでいる...
田中英光 「オリンポスの果実」
...喜んでいるような根性では何うもあかんと思う...
直木三十五 「大阪を歩く」
...二十日(はつか)以上も苦しんだ大病を長吉はもっけの幸いであったと喜んでいる...
永井荷風 「すみだ川」
...蜜柑を十三円安く食って喜んでいるうちに...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...新年になって逸話がまた一つ殖(ふ)えて話しの好材料になる」と一人で喜んでいる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...全く東風君独特の伎倆で敬々服々の至りだ」としきりに正直な人をまぜ返して喜んでいる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...心窃(こころひそか)に喜んでいる...
新渡戸稲造 「自警録」
...姉も大変喜んでいる様子でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...頑固一徹とふれ込んだ父親右京が合点合点をして喜んでいるではありませんか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...自分の手柄を喜んでいるようなことばかりありがちなのです...
羽仁もと子 「親子の愛の完成」
...そんな事を喜んでいるより...
夢野久作 「猿小僧」
...みんなで喜んでいるのかと思われるくらいでした...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...この輝きがもっと天上的でなくなって人間の子の喜んでいる目付に戻らなければすっかり回復したとは言えますまい...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...わたしはひそかに喜んでいる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...みんなあんなに喜んでいるんだし」そしてもういちど彼はおじぎをした...
山本周五郎 「雨あがる」
...病人が喜んでいるとか...
吉川英治 「宮本武蔵」
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