...彼の死をひそかに喜んでいる熊本博士もしらない...
海野十三 「生きている腸」
...ラツール氏は手をふって喜んでいる...
海野十三 「恐竜島」
...ですから学校に居る間は大学生の中にもこんなふざけ方をして喜んでいる無邪気な奴が居るかと思われるように陽気(ようき)に振舞っていましたが学校がすんでから電車を東中野駅で捨てて...
海野十三 「三角形の恐怖」
...今日は野球が見に行けるものとその気になって喜んでいるところへ――玄関まで出たところへ君たちの勝手な電話さ...
海野十三 「地獄の使者」
...もう申分のない方だと云うて大変喜んでいるのですが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...喜んでいるのか泣いているのか判断のつかない眼つきを見ていた...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...彼が再会を喜んでいるように見えた...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...喜んでいるように思われることであった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...喜んでいるような根性では何うもあかんと思う...
直木三十五 「大阪を歩く」
...喜んでいるようなものです...
中谷宇吉郎 「鉛筆のしん」
...蜜柑を十三円安く食って喜んでいるうちに...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...食卓から下げた骨を貰って喜んでいるだろう...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...喜んでいると言いかねない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...私は生来ようこそ草木が好きであってくれたとどんなに喜んでいるか分りません...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...Y君が自作への世評の良いことをそのまま喜んでいるならば...
三好十郎 「恐怖の季節」
...実は内心で喜んでいる事を...
三好十郎 「恐怖の季節」
...生涯飼い殺しにされて喜んでいるころびばてれん――...
吉川英治 「江戸三国志」
...中納言が腰をうって気絶したあとでようやく息をふき返しながら手に握った燕の糞を喜んでいるありさま...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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