...いそいそと世話女房らしく喜び勇んで二階に上がって来る葉子を見いだすだろうとばかり思っていたらしい倉地は...
有島武郎 「或る女」
...喜び勇んで最先に窓から飛び出したが...
江見水蔭 「月世界跋渉記」
...今一人と求めしに、前川義三郎氏とて、豆腐屋を業とせるが、山登りが好きなれば、人夫賃を雇賃に充てて、豆腐を製造する人を雇い、喜び勇んで、我が人夫となれり...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...近ごろ武士道――わが兵士に喜び勇んで身を捨てさせる死の術――について盛んに論評されてきた...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...喜び勇んでいるのだ...
高見順 「いやな感じ」
...喜び勇んでいると...
谷譲次 「踊る地平線」
...喜び勇んで役を演じて...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...私は喜び勇んで高知に行つた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...喜び勇んで新らしい皿と新らしい茶をとりに駈け出して行った...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...彼も同じく喜び勇んでその手を握りしめ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼は喜び勇んで出かけました...
豊島与志雄 「泥坊」
...神と直接話し合うことが許されるので喜び勇んで行くのです...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...喜び勇んで駈けつけて見れば...
中里介山 「大菩薩峠」
...それにおしゅんをクルんでヒトコへ入れて喜び勇んで山を下った...
中里介山 「大菩薩峠」
...喜び勇んで凾嶺の山道へかゝつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...八五郎は喜び勇んで色男の仲間入りに飛んで行きました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...屈強な若者が喜び勇んで旅立ち...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...喜び勇んで食いおわったが...
南方熊楠 「十二支考」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??