...神の召によって人を喜ばす軽業師(かるわざし)なるフランシスが善良なアッシジの市民に告げる...
有島武郎 「クララの出家」
...亭主が猫を喜ばすために...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...毎年の文展や院展を見に行ってもこういう自分のいわゆる外道的鑑賞眼を喜ばすものは極めて稀(まれ)であった...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...「科学ファン」を喜ばすだけであって...
寺田寅彦 「化け物の進化」
...目を喜ばすべき映画でさえもこの国でできたものは見ていておのずから頭痛のして来るようなのがはなはだ多い...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...親しき友を喜ばす其道いかに...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...芸術品の本務は人を喜ばすことだと...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...またそれは彼女の肉体のためにか? だが彼はもっと自分の官能を喜ばす情婦を他に所有したことがあった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...蒹葭は秋より冬に至って白葦黄茅(はくいこうぼう)の景を作る時殊に文雅の人を喜ばす...
永井荷風 「向嶋」
...かういふものをたくさん作つて人々を喜ばすことは...
新美南吉 「鳥右ヱ門諸国をめぐる」
...つまり公家らはかくして武家の名聞(みょうもん)心を満足させてこれを喜ばすと同時に己らの品位をば保ち得るものと思ったのである...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...女を喜ばすための小細工をつべこべ言う必要はなさそうだな...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...或はこの世を喜ばすような明るい現象となって現われようと...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...この人を喜ばすためになら何かちょっとした罪くらいなら犯してもよいと思った位であった...
平林初之輔 「犠牲者」
...わたしを喜ばすためにあらゆる手だてをつくしてくれたばかりでなく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...」「もう喜ばすような話はやめてくれ...
横光利一 「上海」
...この祭は労働者を喜ばす祭と云はれて居るだけあつて...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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