...試煉と勞苦とに喘ぐ人間共通の運命に照し出す時...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...お末は喘ぐやうにして水を求めて居た...
有島武郎 「お末の死」
...喘ぐように、彼の大きな口が動いた...
海野十三 「千早館の迷路」
...むしろ病んで蝶舞い虫飛ぶの花間に息喘ぐ方が...
大杉栄 「獄中消息」
...時々痰(たん)が絡んでぜいぜいと苦しそうに喘ぐのであったから...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...かく宣べ牲の小獸の喉(のんど)を酷き青銅の刄(は)に劈んざきて地の上に喘ぐがまゝに斬り倒す...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...疲れた内臓の喘ぐ音が...
徳田秋声 「足迹」
...喘ぐやうな息づかひが...
徳田秋聲 「和解」
...喘ぐようにして「信ずる」と叫んでいた...
豊島与志雄 「運命のままに」
...酒臭い息を喘ぐように吐きながら...
豊島与志雄 「白血球」
...薄っぺらな胸で喘ぐような息をし...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...額に、あぶら汗が滲み出て来て、苦しい、大きい息が、喘ぐように、呻くように、鼻から洩れかけた...
直木三十五 「南国太平記」
...喘ぐ呼吸に動く鼻翼(こばな)...
直木三十五 「南国太平記」
...喘ぐやうに訴へた...
原民喜 「雲雀病院」
...馬一たび喘(あえ)げば自分も一たび喘ぐほどだ...
南方熊楠 「十二支考」
...罪に喘ぐ小羊達は...
矢田津世子 「反逆」
...喘ぐようにその脣(くちびる)が開いている...
山川方夫 「愛のごとく」
...息苦しさの余り喘ぐのであった...
山本周五郎 「めおと蝶」
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