...今日喋々せる風俗の改良...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...ゆえに吾人はこれを喋々(ちょうちょう)するを要せず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...新聞の組織インスティチュートだけを素人に向かって喋々する記者式新聞論(ブルジョア的新聞経営学)乃至新聞学(新聞記者心得)に至っては...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...私が茲に喋々するにも及ぶまい...
豊島与志雄 「月評をして」
...あの通りキラキラ輝いているところは素敵なもんじゃねえか」道庵が喋々(ちょうちょう)として米友のために風物を説明している前面から...
中里介山 「大菩薩峠」
...私も随分熱心に磨りましたが――この正月からガラス玉を大小六個磨り潰しましたよ」と嘘だか本当だか見当のつかぬところを喋々(ちょうちょう)と述べる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...今世間の喋々を聞けば...
福沢諭吉 「学者安心論」
...方今政談の喋々(ちょうちょう)をただちに制止せんとするは...
福沢諭吉 「学問の独立」
...床の親仁(おやじ)が喋々(ちょうちょう)述べて居る...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...事の必要なる理由を論じて喋々喃々(ちょうちょうなんなん)数千言...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...折節に手真似をしながら何事をか喋々(ちょうちょう)と饒舌り立てていた...
二葉亭四迷 「浮雲」
...と口々に喋々(ちょうちょう)しく言う声が玄関でした...
二葉亭四迷 「平凡」
...あまたの犬どもが主人の碑にその像を刻まるるもまずはこの格で、ことごとく格別の忠勤を尽したでもなく、若い時、桐野利秋(きりのとしあき)に囲われた妾とか、乃木将軍にツリ銭を貰(もろ)うた草鞋(わらじ)売りとか、喋々すると同様、卑劣めいた咄だ...
南方熊楠 「十二支考」
...人前で喋々出来にくいことになって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...喋々(ちょうちょう)と当時の自慢話をいたし...
吉川英治 「剣難女難」
...喋々(ちょうちょう)...
吉川英治 「私本太平記」
...穏田の飯野吉三郎先生とかの衣鉢(いはつ)をうけたような話から喋々と説き初め「ひとつ...
吉川英治 「随筆 新平家」
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